episode8 ページ9
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その直後、
バンッ
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私は壁に押し付けられていた。
潤は壁に手を付いていて逃げられない。
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「ちょっ…潤…」
潤「関係ない…?」
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「…え?」
潤は私の手首を強く掴んだ。
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潤「へぇ…俺のこと嫌いなんだ」
潤の目が怖い
こんな潤見たことない
私の知ってる潤は…
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「…っ」
潤「俺姉貴に嫌われてたんだな。知らなかった。」
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その潤の目は怖くもあるけど
悲しそうだった。
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けどその目とは裏腹に口元は笑っていた。
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「…いや、嘘だよ嫌いじゃな…んっ!!」
気づいたら私は
潤に唇を奪われていた。
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「ぁっ…やめっ…」
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私が口を開けた隙に潤の舌が口内に侵入する。
息もできないようなキスは何がなんだかわからなくなるくらい激しくて
なんとか唇を離して
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「やめっ…やだっ!ちょっと―…
言い終わる前に、
「んっ…」
再び唇が奪われる。
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それから必死に抵抗をするもどうにもならなくて諦めかけた時
潤が私から離れた。
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潤「…やーめた」
そう言って立ち去ろうとする。
「なっ…ちょっと待ってよ!なんでこんなことするの!?」
少し、涙が零れた。
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階段の途中で潤が立ち止まった。
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振り向いてはないけど。
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潤「…姉貴は」
「え?」
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潤「っ…」
そう言いかけて潤は足早に部屋に入っていった。
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「なんなのよ、もう…」
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唇に手をやると
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まだハッキリと残っている潤の唇の感触
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水で唇を何度洗っても
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その感触は消えなくて
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いつからこんなになっちゃったの…?
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可愛い弟のはずだったのに、"男"に変わった瞬間、怖かった。
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大嫌い
潤なんか、大嫌い。
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大嫌い…なはずだった
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あんなキス、嫌なはずだった
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けど、
自分が抵抗していた程私の心は嫌がってなかった
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むしろ最後の方諦めかけたのは…
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「最悪だ」
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私はその夜、ロクに眠ることができなかった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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まちゅじゅん(プロフ) - (松本)柚奈さん» 本名でなくてもなんか嬉しいです♪ “松本柚奈”って憧れの名前なんでwww (2013年2月14日 17時) (
レス) id: b9863d32f0 (このIDを非表示/違反報告)
(松本)柚奈(プロフ) - まちゅじゅんさん» そうなんですね！私は本名ではないんですけど。潤くんファンなんですね(*^^*) (2013年2月14日 6時) (レス) id: f48125f3b2 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅじゅん(プロフ) - 柚奈さんっていうんですか!!!? …じつは…なまえおんなじなんです…！ 将来“松本柚奈”って名前になりたいんですよ！ 潤と結婚…！ｗｗｗ (2013年2月10日 23時) (レス) id: b9863d32f0 (このIDを非表示/違反報告)
(松本)柚奈(プロフ) - そらさん» ありがとww (2012年10月15日 2時) (レス) id: 2bdd3ca30c (このIDを非表示/違反報告)
(松本)柚奈(プロフ) - リアさん» ありがとうございます！今まで他の小説であまりコメを頂いたことがなかったのでとても嬉しいです(^-^)/頑張ります！ (2012年10月15日 0時) (レス) id: 2bdd3ca30c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚奈 | 作成日時：2012年10月9日 1時
