【ONEPIECE】七武海とかその辺の短編集←【短編集】 (ページ27)

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猫又さんリク　ミホーク(ゾロがいる頃設定で行きます！ページ27

ぼんやりと、外を見た。あぁ、またあの剣士はヒヒと闘っているのか。

窓辺のテーブルに置かれたイチゴのケーキをまた一口、頬張る。

この静かなシッケアール王国で、ここに住むのは、

私と、親友のペローナちゃん、今外に出ているゾロとかいう剣士、

そして、

「A」

「何ですか？」

今私に声をかけた男、ミホークさんだけだ。

落ち着いていてカッコイイ。

剣の腕も最強なのに、どこか子供っぽい可愛らしい一面もある。

だけど、そこもまた彼の好きなところだ。

ケーキの傍らに置かれたティーカップを持ち上げ、中の紅茶を飲む。

すると、後ろから肩に手をかけられて、肩に少し重みを感じた。

首に少し髪の毛のあたる感じがするから、肩に顎を乗せられているのだろう。

あぁ、これはケーキを要求しているな。

「…上のイチゴは私が食べていいなら、あげます」

「うむ」

納得してくれたようなので、フォークにケーキの一欠を乗せて首の横に差し出した。

ケーキが食べられたかんじがしたので、フォークを戻した。

自分もケーキを口に運んで、また同じ事をした時、

「…あ」

誤って、ケーキの生クリームを自分の首筋につけてしまった。

「…ミホークさん、前に来てくれませんか？渡しづらいです」

「…」

「ミホークさん？ちょっと聞いてます？ミホークさ…っ……！？」

急な濡れた温かい感触に、言葉が途切れた。

首筋を舐められた。

「ミホークさん…や、やめっ」

生クリームを全て舐めとってもなお、ミホークさんは舐めるのをやめない。

「ん、ふぅ…」

「A」

「何ですか…」

耳元で、静かに囁かれて、背筋がゾクゾクする。

「今夜は寝かさないぞ」

「…そうですか」

ほんと、可愛らしい方だなぁ。

そう思いつつ、最後のイチゴを口に入れた。

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リク、ありがとうございました。