角名くん角名くん、！続。【角名倫太郎】

推し93。 ページ45

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昼休み。



珍しく教室には俺1人。

正確には1人ではない。



治とAが教室にいないってだけ。





治は便所。


Aは飲み物買ってくると言って教室を出ていった。









Aとは相変わらずだ。

いつもみたいに治のことを話し、放課後は部活を見に来て、帰りは一緒に帰る。



ただ、Aが北さんと話しているのを見るとどうしてもモヤモヤしてしまう。




治はまだ分からんって言ってたけど、俺にはやっぱり好きとしか思えなくて。






ホント、俺ってめんどくさい。



侑なんて

"はよ告りや"

とか言うし。



それができればこんなに悩んでないわ。







そんなこと考えていると、



｢Aちゃん大丈夫かな、？｣


｢あれ先輩だったよね？｣

という声が。



｢Aがどうかしたの？｣


｢、！す、角名くん、！？｣


｢ねぇ、A、なんかあったの？｣


｢えっと、、その、｣


｢なに？｣


｢さ、さっき、Aちゃん、女の先輩に呼び止められて、、｣


｢女の先輩？｣


｢うん、。それで、実はこないだもその先輩に呼び出されて、｣

体育の後に、、と続ける女子。





それって、

｢ごめんなさい、！そのこと、Aちゃんに"角名くんたちには内緒にして"って言われて、それで、！｣


｢っ、！｣



やっぱりあの時、！




｢ごめんなさい、！！｣


｢それでどっちに行ったの？｣


｢昇降口とは逆方向だったから、たぶん、空き教室、。｣


｢ありがと｣





俺は急いでそこへ向かった。









"ちゃんと守ってやるんやで"









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くそｯ、！


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