角名くん角名くん、！続。【角名倫太郎】

推し89。 ページ41

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部活が終わり部員さんたちも掃除や片付けを始める。





私も階段を降りる。


昨日のお礼を渡したいけど、片付け中は迷惑かな。。







｢あ、信介？呼ぼか？｣



私に気づいて声をかけてくれたのはお昼休みに北さんの教室で会った背の高い先輩。

たしか、大耳さん。




『お疲れ様です！

いえ、片付け中ですし迷惑かと、』


｢それは心配ないで｣

と言って北さんの名前を呼びながら行ってしまった大耳さん。








やはり良い人。









｢結城さんお疲れさん。｣



しばらくして北さんが来た。

ダジャレじゃないよ。←





『お疲れ様です北さん！』


｢昼休みはすまんかったなぁ。

練に聞いたで｣

練、とは、大耳さんのことかな。


『いえいえ、こちらこそすみません、！』


｢で、どないしたん？｣


『昨日のお礼をしたくて、』

と言って紙袋を北さんに差し出す。


｢そんなん別にええのに｣

そう言いながらも紙袋を受け取ってくれる北さん。



『昨日は本当に助かりました！』


｢俺はほとんどなにもしとらんよ。｣

これ、中見てもええ？と言う北さん。


『はい！』



北さんが紙袋から取り出したのはかわいくラッピングされたアップルパイ。



｢これ、結城さんが作ったやつか？｣


『はい、！お口に合えば良いのですが、、』


｢いつも治たちがうまいうまい言うてるから、うまいんやろな｣


『そんな、！』


｢ありがとうな。｣




お礼と同時にふわっと笑う北さん。









天使？？←




｢ほっぺたも大丈夫そうやな。｣

と言って私のほっぺたにそっと手を添える北さん。


『え、あ、はい、、！///』



え、なにこのさり気なさ。
無意識？無意識ですか？？？天然ですか？？？？


角名くんのこと好きじゃなかったら惚れてますよこれ！！！！←



｢それは良かった。｣




二度目の天使の微笑み。
死ぬぞ私。←







｢そういえば、なんや今日はいつもと髪型違うなぁ。｣


『あ、これは角名くんが』


｢ほう、角名も器用やな｣


『そうなんです！』


｢嬉しそうやな。

そんなに角名のこと好きか？｣


『はい！それはもう大す、き、、、、で、、

あ。』


｢ほうか。大好きか。｣


『え、あ、えと、、これは、！』


｢角名も幸せもんやなぁ｣


『き、北さん、！！///』


｢そない焦るもんやないやろ。｣




さっきと違ってなんだか楽しそうに笑う北さん。


それすなわち天使。←



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