推し7。 ページ9
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放課後。
「角名はよ。部活行くで。」
「ん。行く」
角名くんと宮くんはバレー部。
ウチの高校は強豪校。
そう。強いのです!
私はというと、
『今日も頑張ってね!見に行くから!』
毎日バレー部を見に行っている帰宅部です。
「おん。ほなあとでな」
『うん!』
2人は先に行ってしまった。
私も支度をしてさっさと体育館に向かう。
体育館に着き、2階のギャラリーへ行く。
いつものようにギャラリーにはたくさんの女の人たち。
その目的は、
「「「侑くーん!治くーん!がんばってーーー!!」」」
選手たちの応援だ。
ウチの学校のバレー部は強いだけじゃなくて顔もいい。
特に私の推しでもある宮治くんと、その双子である宮侑くんはずば抜けてファンが多い。
ここで、私にはライバルが多いと思われがちだが、私の本命は角名くんなわけで、、
私は人混みを抜けて隅の方へ向かう。
私にとっての特等席。
いつも決まってここで見る。
人もいないし、静かに見ることができるから。
いくら好きだったとしてもあんな風に名前を呼ぶことなんて恥ずかしくてできない。
それに、角名くんには宮くんが推しとしか言ってないから、なおさら名前なんて呼べない。
だって、宮くんが推しだけど、
私がいつも応援してるのは
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角名くんだから。
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なまこ。(プロフ) - kokoさん» わわ、!ありがとうございます(^O^)これからもよろしくお願いします! (2020年5月7日 18時) (レス) id: c7c4be0219 (このIDを非表示/違反報告)
koko - 夢主ちゃんが可愛すぎる・・口調とかでもう可愛さが伝わってくる(*´ω`*)作者さん尊敬です!!更新頑張ってください!!応援してます!(。・・。) (2020年5月1日 0時) (レス) id: 0168bb2451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ。 | 作成日時:2020年4月22日 5時