推し5。 ページ7
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『角名くん角名くん、!』
「なに?」
俺の好きな人には
『見て、!推しが寝てる!』
推しがいます。
今は授業中。
俺の前の席で船を漕いでいる宮治。
部活のチームメイト。
そして、俺の好きな人の推しでもある。
隣の席である結城はいつも治のことを見ている。
ほら。今も
『あぁ、!よだれが垂れそう、!!』
ね。
俺はそんな結城の推しの話の聞き役。
正直好きな人から他の男の話とか聞きたくないけど、それで結城と話すことができるなら、まあいいかなんて最近思い始めた。
結城が俺や治以外の人と話してるところをあまり見ないから。
「結城はホント治のこと好きだね」
『うん!まあね!』
あぁ、自分で言っといて傷つくなんてバカらしい。
『と言っても、推しとしてだけどね!』
「好きなんじゃないの?」
『好きだけど、恋愛的な好きではない!』
言うなればLoveではなくLike!という結城
『つまりはファンみたいなものなのさ!』
「へぇ。」
恋愛感情はない、と。
ちょっと安心したのも束の間、
『私、ちゃんと好きな人いるから!』
Loveの方の!
.
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さっきの俺の安心とは。
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なまこ。(プロフ) - kokoさん» わわ、!ありがとうございます(^O^)これからもよろしくお願いします! (2020年5月7日 18時) (レス) id: c7c4be0219 (このIDを非表示/違反報告)
koko - 夢主ちゃんが可愛すぎる・・口調とかでもう可愛さが伝わってくる(*´ω`*)作者さん尊敬です!!更新頑張ってください!!応援してます!(。・・。) (2020年5月1日 0時) (レス) id: 0168bb2451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ。 | 作成日時:2020年4月22日 5時