角名くん角名くん、！【角名倫太郎】

推し35。 ページ37

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｢なあなあ！、、、ってなんでそんな離れてるん！？｣


前の方から侑くんの声が。








思わず角名くんの後ろに隠れる。



｢もうそんなに稲高生いないから大丈夫だよ｣


周りを見るとたしかにいない。






『よかった〜、』

と、また角名くんの隣に戻る。





｢そんなに気にすることでもないと思うけど｣



『いや、女子って怖いよ〜。

角名くんは分かんないかもだけど。』



｢まぁ、めんどくさそうではあるよね。｣



『そうそう、ただ仲良く話してるだけで｢抜けがけ〜｣とか｢調子乗ってる〜｣とか言われちゃうからね』



｢うわ。だる。｣



『ね〜。自分たちも仲良くなれるようにすればいいのに。』



｢みんながみんなAみたいな子だったら平和なのにね。｣



『、、どうだろう。』



｢というと？｣









『私にとって治くんは推しでしかなくて、それ以上の感情はないけど、それでも他の人より懐いてくれてることに対して多少の優越感はあるんだと思う。だから、もし他の子の立場だったらやっぱり嫉妬しちゃうんじゃないかなー。』

それでも、仲良くなりたいって思ったら話しかけちゃうかもだけど。と笑う。





きっとファンの子の中には本当に好きな子もいるわけで、自分より仲の良い人がいたとしたら嫌な気持ちになるのは分かる。









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｢やっぱり、









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みんながみんなAみたいな子だったらいいのに。｣




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