君からの愛【佐久早聖臣】

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侑 side


『角名もっと飛べるで！』

『治ナイスキー！今のエグいコースやな！』

『侑ー！今のはアランくん先輩にあげた方が決まるで！』

『北さん相変わらず綺麗なレシーブですね！』



周りから見たらAはいつもとなんも変わらんで
元気なんやろうけど俺はわかる

無理しとる

多分俺のせいで臣臣となんかあったんやろう


申し訳ないことしたって思っとるけど

臣臣にも危機感ってものを持たせんといけんって思うから、自分のした事は正しいと信じとる







練習も終わったからAと話すために外のベンチに行った


侑「遅なってすまんな

俺のせいで臣臣となんかあったんやろ？
ほんまごめん」


『大丈夫やで侑。あんな、




臣くんに別れよって言われたんや』



は？別れよ？ふざけるな
誰のためにこっちは諦めようとしとるかもわからんで
別れようって言ったんかあいつは


『侑のせいやないんよ。私のせい。
臣くんに汚いって思われた私のせいなんよ、

侑は悪くないから、そこだけはちゃんとわかっとってな？』


腹立つ


侑「俺のせいって言えや！
なんでお前が溜め込むんや！！
俺は！お前に幸せなって欲しくて、、」


俺に泣く資格なんてない
でもAの事考えると涙がでてくるんや

ごめんな、
俺のせいでごめんな、


『侑、、私なんかのために泣かんでや
涙が勿体ないで？』


侑「俺にしとけや

俺は大切なものを失う辛さを知っとる

今の俺は佐久早みたいにAを汚いって言わんし

死ぬほど大切にする


なぁ、俺にしときや」



弱みに付け込むようにこんなこと言うんはずるいって俺でもわかっとる

でもこんな傷つけられたAを一人でほったらかす訳にもいかん

それなら俺が守る

絶対守ったる



『気持ちは嬉しいよ、、


でも臣くんのこと忘れられそうにないんや、

ごめんな、、


でもちゃんと侑のこと考えるから、

今は許してな、、？』



侑「ありがとうな


話は変わるけど今日の夕食は稲荷崎のとこで食べや

さすがに顔合わせずらいやろ？」



『うん、お言葉に甘えて、久しぶりに稲荷崎のみんなと食べようかな』



侑「ほな顔洗ってから行くか

いっぱい食べて明日の自分を動かす力をつけるんや」


『せやな！泣いてられん！
私も頑張らんとや！！』



少しだけ元気になったみたいでよかった
早くいつものAに戻りますように






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