距離感がおかしいふたり2 【角名倫太郎】

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今日は部活がオフで倫太郎くんと買い物に行くことになっていた。

相変わらず当たり前のように我が家に居座る倫太郎くん...


勝手に半同棲気分だ...高校生だから無理だけど。



「なんかさ、俺とAもう何度もお互いの家を行ったり来たりするじゃん、いっその事同棲したらいいと思う。」


『え？熱っ...』



コテを持って髪の毛を巻いていた私にいきなりの爆弾発言。動揺して指火傷しちゃった。



「あ、ごめん俺なんか言った？指大丈夫？」


『あ、うん。』



無自覚なんかい！と心の中でツッコミながら指を冷やす。んーちょっとヒリヒリする。腫れて水膨れにならなきゃいいけど...



「続き俺がしようか？」


『え、いいの？』


「うん、その方が早く出かけられるし。」



と慣れた手つきで髪を巻いてく倫太郎くん。

将来美容師になればいいんだと思う...まぁ、彼には夢があるから無理だろうけど。


よし、できたと私の髪を見ながら満足気な倫太郎くん。やっぱ何しても可愛いねと言って私の頭をポンポンした。



『倫太郎くんマジでなんなの？もうこれお嫁に行く以外の選択肢ないよね。』


「え、来てくれるの？嬉しい。」



じゃあ卒業したら結婚しようかと最後に爆弾発言を残し一緒に家を出た。

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