距離感がおかしいふたり2 【角名倫太郎】

番外編1 ページ24

今日は待ちに待った体育大会...いや、私は待ってないけどね。運動苦手だし...


侑とか治とかバレー部の2人はやったると気合が入ってたけどその隣にいた倫太郎くんは眠そうに話を聞いていた。



「俺、体育大会でテンション上がらないんだけど...」


『同じく。あの2人は異常。』


「サボっちゃダメかな...」



それはさすがにダメだよと言うと俺1人抜けたくらいバレないってと笑う彼だが、部活動リレーに出場になってるので必ずバレる。


それに、倫太郎くんだって人気だから女子にはすぐバレる。



「A〜充電させて？」



私の返事も聞かずギュッと抱きしめてきた倫太郎くん。ここ外なんだけど！？


他の子に見られるんだけど...



「充電完了。よし、本気出そうかな。」


『最初から本気だそうよ。』


「無理、なんのご褒美もなしに本気とか出さないから。」



あ、そうだ。A、俺が1位になったらAからキスね。


じゃあそういうことで！と言って私の返事も聞かず男子の方に行ってしまった倫太郎くん。


言い逃げされた。





＊



すみません、少し本編が行き詰ってしまったので番外編書いてみました。


まだまだ続きます。

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