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次の日...
目が覚めるとそこには倫太郎くんの顔...そうだった泊まりに来てたんだった。
寝顔可愛い...本人に言ったら怒られるけど...倫太郎くんの寝顔を見るのは初めてではない。合宿の時に何回かあるけど癒され、何故かドキドキする。
ていうか倫太郎くんにがっちりガードさせてる...
お弁当と朝食作ろうと思ったのに...今日は朝練ないしゆっくりいいか...ってわけにも行かず。
倫太郎の腕からぬけようとしたら腕に力が入る...
これ、絶対起きてるよね。
「どこ行くの?」
『どこってお弁当とご飯作ろうと思って...』
あぁ...学校かと目をこすりながら起き上がる倫太郎くん。
まだ眠いのか今日サボろうとか言い出した。
『春高も近いのに侑に怒られるよ。』
「あ、それはめんどくさい。」
倫太郎くんの分も作るからと言うと渋々離してくれた。
弁当を作り始めたら倫太郎くんも降りてきて俺だし巻きがいい〜とか言い出した。
『ふふ、知ってるよ。だし巻きにした。』
倫太郎くんがだし巻き好きなのはリサーチ済み。こないだお弁当の卵焼き取られたからね。
「あ、やらないからね。」
『同じの作ってるんだからいらないよ。』
なんで私が欲張ってとる前提になってるのか。
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