甘党な筋トレスペシャリストな彼。

Lesson 9 ページ10

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岩「うん、なるほどね」

『ほ、本当すみません･･･』




申し訳なさすぎて、謝る以外何も言えない･･･。

こんなんじゃ、ダイエットどころじゃないよね。




岩「ん？何で謝んの？」

『その･･･何も、出来ないから･･･』

岩「ふはっ！そんなの気にしなくていいよ」






破顔させて頭をポンポンと優しく撫でられた。




ぅっ……！



やばい…



不覚にも、ちょっとキュンってした。



だって、さっきとはまた違った笑顔で。

くしゃっとさせて、あどけなさがあるというか何というか･･･。


それに、全然出来てないのに怒ることもなくて。




･･･もしかしなくても、すごい優しい人なんだと思う。






岩「よし、じゃあ最後に一つやって終わりにしようか」

『は、はい！』





な、何だろう。

難しいことじゃなければいいんだけど･･･。




これ以上、岩本さんに幻滅されたくない･･･。




いや、もうすでに見た目からして幻滅されてるだろうけど･･･。



って、何で初めて会った人にそんなこと思うわけ!?






岩「そしたら･･･ちょっと触っていい？」





さ、触る?!


どこを？


もしかして、このプニプニお肉のこと?!


どれだけお肉がついてるかを触って確かめたいってこと？






『どどどどこのお肉がいいですか?!』





ええい！

もう、恥じらっている場合じゃないんだし！



と、腕を広げて全身が見えるようにしたんだけど･･･






岩「･･･へ？」

『･･･え？』





キョトンってされた。



え？


違うの??






岩「ぶっ･･････くはははっ！」

『えぇ･･･』





はい、爆笑いただきました。


何でそんなに笑っているのかわかりませんが･･･。

そんなに変なこと言いましたかね？



顰めっ面より、全然いいけどね。






岩「んふっ･･･ごめん、お肉じゃないかな？」





謝ってくれはするけど、全然まだ笑ってますけど。

何なら、ﾋｰﾋｰ言ってません？



でも、お肉じゃないなら･･･どこ？





岩「えーっとね、背中と肩、触っていい？」




背中と肩とな･･･？

はい！



か ん ち が い ！ ！




恥ずかしすぎる！！






『ど･･･どうぞ･･･』





恥ずかしすぎて、穴があったら入りたい･･･。




　

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