甘党な筋トレスペシャリストな彼。

Lesson 34 ページ35

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岩「あれ？雪桜会社って･･･」

宮「阿部と目黒がいる会社だね」




･･･ん？

今、なんて??


“阿部”と“目黒”って言った？




『ま、まさか･･･阿部亮平課長と目黒蓮さん･･･？』

岩「あぁ、知ってる？」



知ってるも何も、会社で有名な2人じゃない！

優しくて仕事もできる最年少総務課長の阿部さんと営業部トップのイケメン目黒さんでしょ!?


そこと繋がってるなんて聞いてない！！




向「しょっぴーの彼女も同じ会社やなかった？」

渡「うん。確か企画・開発部？」




うわぁ･･･

なんか世間狭いなぁ･･･



というか、イケメンのお友達はイケメンなんだな。




「こんばんわー」

宮「あ、噂をすれば･･･じゃないかな？」

向「おっ！阿部ちゃんとめめや！」




ひぃっ･･･！

なんでこのタイミングで?!


いや、絶対こっち来るじゃん！

イケメンたちに囲まれるデブとか見苦しいだけじゃん?!




『ああああの！私、かえっ･･･』

目「おつかれっす」

阿「お疲れ様ー！･･･ってあれ？』




うわぁ･･･！

見つかった！遅かった!!

いや待て。今からでもまだ間に合うはず･･･！




『私、帰りますね！』

岩「え?!ちょっ･･･A!?
　 急にどうした？」




カバンを持って立ち上がれば、すぐさま隣にいたひかるくんに止められてしまう。

うぅっ･･･帰らせてぇ･･･




阿「あ、もしかしてAさん？」

目「え？阿部ちゃんの知り合い？」

阿「バカ！うちの会社の広告・広報部のAさん！」




･･･ちょっと待って。

なんで私なんかのこと、把握してるの?!

あの会社、どんだけの人がいると思ってんの？




阿「目黒が契約とってきたトートバックのPR･･･
　 あれ、考えたのAさんだよね？」

『･･･っ･･････』

目「は･･･？あのヒットしたやつ？」




･･･だから、なんで知ってるわけ？

あれは、違う人が考えたことになってるはずなのに･･･！




阿「うちの課の子が教えてくれた。
　 ･･･理不尽な思いさせて、守れなくてごめんね？」

『ぁの･･･その･･････阿部課長が悪いわけではないので･･･』




課は違えど、ちゃんと見てくれる人がいるだけで嬉しい･･･。




岩「･･････A、やっぱり帰ろ」

『え･･･？ひ、ひかるくん?!』




少し話をしていたら、急に手を引かれお店の外に連れ出されてしまったんだけど･･･



な、何?!



一体何が起きたの?!


　

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