甘党な筋トレスペシャリストな彼。

Lesson 33 ページ34

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宮「お店で出してみようと思うんだけど、どうかな？」

『ぇっと･･･私の意見でいいなら･･･』

宮「うん、ぜひお願い」




私なんかの意見で本当にいいのかな？

いや、でもいいって言ってるし･･･。


ちゃんと感想言わないと失礼だよね！




『あの･･･味はとてもいいと思います。
　まぁ、お店で食べるって考えたら
　物足りないかもですけど･･･』

岩「かなり薄味だもんな」

『はい。でも、“ダイエット中におすすめ”などの
　コメントがあれば許容されるかと･･･』




あとは、店員さんがしっかり説明するとかね。





『見た目がちょっと残念です･･･。
　メニュー表に載せても、目に止まりにくいかも』

宮「･･･彩りの問題か」

『そうです。
　やっぱり、どうしても料理に“黒”は映えないので』





私個人としては、やっぱり色鮮やかな方が美味しそうに見えるし食べたいと思う。

イカスミ系も好きだけどね。




渡「柚月は見た目より
　 栄養価を気にして作っちゃうって言ってたしな･･･」

『そうですね。
　栄養価とカロリーとしてはとてもいいと思います』





でもやっぱり、食べてみないとわからないのが飲食物の難しさ。

見た目良くても、味が最悪なパターンもあるしね。





渡「てか、お前･･･食べ物のことになったら
　 めっちゃ流暢に話すのな！」

『･･･はっ！
　す･･･すみません！でしゃばりました･･･』




あぁ･･･！

しまった･･･。


つい仕事モードになっちゃった･･･。

宮舘さんも別にこんなところまで、感想を求めてないよね･･･。


気分悪くさせてないかな･･･。




宮「え？全然ありがたいよ！参考になる」

岩「めっちゃカッコよかった！」

『そう･･･ですか？
　･･･仕事、役に立ったみたいでよかった』




まさか、仕事がこんな形で役に立つとは思わなかった･･･。

私なんかの意見で参考になるのか不安だけど。




岩「そういえば、Aってなんの仕事してんの？」

渡「･･･え？お前今更･･･？」




あ、そういえば言ってなかったかも。

名刺･･･あ、あった。




『えっと･･･雪桜会社で広告・広報部に所属してます』




特に社外広報をやってて、新商品のPRとかがメイン。

･･･と言っても、PR作成はしても人前にでどうこうってことはしたことないけど。







デブは見苦しいから･･･ってね。




　

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