甘党な筋トレスペシャリストな彼。

Lesson 22 ページ23

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トレーニングのあと岩本さんが連れてきてくれたのは、BARっぽいお店。


･･･レストランなのかな？

雰囲気がなんか品位があるというかなんというか･･･。





岩「なんか緊張してる？」

『･･･ここは、私なんかが来ていい場所なのかと』




私みたいに太ってて、おしゃれもできないような人がくるような場所ではない気がする。




岩「なんだそれ。
　 大丈夫、見た目だけだから(笑)」



いや、見た目だけって言われても!!




岩「俺の友達の店なんだけど、
　 メニューは和洋折衷だし、金額もリーズナブル。
　 でも、料理はめっちゃ美味い。

　 ロイヤルな雰囲気出してるけど、
　 店長はすっとこどっこいだよ」





んんっ･･･？

情報過多。


ロイヤルですっとこどっこいって、どういうこと？(笑)





岩「まぁ、入ろうぜ」

『はぁ･･･』




全然情報が整理できてないけど･･･まぁ、このまま入口で立ってても仕方ないしね。






？「いらっしゃいませー！

　 あ！照にぃやん!!」

岩「お疲れさん。2人だけど、大丈夫か？」





迎え入れてくれたのは、関西弁なお兄さん。


･･･ん？この人が、ロイヤルな人??

どこが??

関西弁でノリのいいお兄さんじゃない？





？「もちろん大丈夫やで！
　 もしや、彼女さんなん？」

岩「アホか。ジムのお客さんだよ」




いやいや、お兄さん。

私なんかが岩本さんの彼女とか烏滸がましいから！





？「康二、早く席にご案内して」

向「おっと！せやった!!かんにんなぁ･･･」

岩「舘さん、お疲れ」





おや？

なんか佇まいが独特な人･･･


もしかして、この人がロイヤルな店長さん？





宮「お疲れ様。今日は何にする？」

岩「Aさん、好きなものって何？」

『わ、私ですか?!』




好きなものって･･･食べ物だよね?!

急に聞かれても思いつかない･･･！


そして、そんなニコニコしてこっち見ないで！




岩「今日は好きなもの食べよう？」

『あの･･･えっと･･･
　この、スパゲッティグラタン･･･』

宮「かしこまりました。
　 チーズはたっぷりでいいかな？」





チーズたっぷりなんて最高じゃない！

思わず頷いてしまったけど･･･本当に良かったのかな?!



あぁ･･･でも岩本さんがいいよって言ってくれたんだし！




ここまで来て、やっぱなしは失礼だよね！










　

今日だけ!!

また明日から頑張ろう。


うん。そうしよう！





　


　

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