美容マニアなレンタル彼氏。3

Step 140 ページ43

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返事はもちろん･･･





『･･･私も一緒にいたい。
　翔太くんが、好きです･･･』







もうね、それしかないんだ。


レンタルしてた１ヶ月間。

たったの１ヶ月かもしれないけど、でも、あの１ヶ月はすごく特別な時間で。

翔太くんのいいとこも悪いとこも知れた。･･･と思う。



けど、もっともっと知りたいと･･･一緒にいたいって思った。









渡「･･･よかったぁ･･･断られたらどうしようかと思った･･･」








自分の想いを伝えれば、安心したような嬉しそうな顔をする翔太くん。

やっと伝えれた･･･そういう気持ちもあるし、きっと翔太くんと同じ気持ちだろうとも思うけど･･･



でも、やっぱり･･･








『･･･翔太くんは？』

渡「ん？」

『翔太くんの気持ち、ちゃんと聞いてない』







やっぱり、ちゃんと言われたいわけで。



これで、勘違いでした！とか解釈違いでした！とかだったら最悪だしね。









渡「いや･･･だから、そのぉ･･･」








顔を真っ赤にして、口をもごもごさせてる姿はかわいいけどね。







『･･･好きなのは、私だけだった？』

渡「なっ･･･！ちげーし!!」

『ん？じゃあなぁに？』

渡「うっ･････････





　 はぁ･･･


　 あー･･･一回しか言わねぇからな･･･」







よっぽど恥ずかしいのか、耳まで赤い･･･。

っていうか、深呼吸しすぎじゃない？








渡「･･･A、好きだよ。
　 ずっと一緒にいてほしい」








嘘偽りがないことは、その瞳を見ればわかる。


想いが通じ合ったことに、安心感と幸福感に包まれた。




･･･そして、もちろん羞恥心も。





自分で言わせておいてなんだけど･･･照れる!!









渡「ま、嫌って言っても離さねぇけど」








と、少し意地悪そうな笑顔。



あ、あれ？

さっきまでの恥ずかしそうな翔太くんはどこいった？















頬に優しく触れてきて、ゆっくりと近付いてくる整った顔･･･





そして、初めて2人の唇が重なった･･･












　



　

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