美容マニアなレンタル彼氏。3

Step 139 ページ42

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荷物などは全部持ってきてたから、そのまま早退してきたけど…

腹を括ろうって決めたのはいいけど、どうしたらいい!?








渡「･･･やっと会えた」







会社を出て、少し歩いたところにある小さな公園に来たところで抱きしめられた。

その声は本当に嬉しそうで、抱きしめてくれる腕も優しかった。








『翔太くんは、よくストーカーしてたんでしょ？』

渡「うっ･･･だから、それは･･･その･･･」







自分だって会えて嬉しいのに、照れ隠しでついそんな意地悪を言ってしまう。

でも、離されたくもなくて背中に腕を回し抱きしめ返した。








渡「はぁ〜･･･しばらく会わないうちに
　 意地悪になったのな？」







呆れたような笑いをしつつ、頭を優しく撫でてくれる。








渡「･･･でもそんなストーカーに会いたかったんだろ？」








頭を撫でていたと思ったら、髪を梳かし口付けている。


･･･また髪にキスしてる。







『･･･翔太くんの方が意地悪じゃない？』

渡「かなり待ったからな。
　 ･･･全然気付いてくれねぇんだもん」







気付いてくれないって･･･


見られてたことに？


それとも･･･









『ストーカーしてたこと？』

渡「ちげーよ！
　 え!?気付いたんじゃねぇの?!」









ガバッと身体を引き離し、肩を掴まれた。

なんかすっごい必死なんだけど(笑)









『ふふっ･･･ネックレス？』

渡「･･････ほんとムカつく」








ちょっと拗ねたように口をとがらせ、額をあわせてくる。









『だって、翔太くんが意味とか
　知ってるなんて思わなかったし･･･』

渡「ゔっ･･･そ、それは･･･」

『自分で調べたの？』

渡「えーっと･･･いや、その･･･」








･･･ん？

その反応は･･･








渡「･･･涼太に、教えてもらった」








･･･やっぱり(笑)

１ヶ月間見てきた翔太くんは、そういうの疎そうだったし･･･。

それに、あの人そういうの詳しそうだしね！








渡「くっそ･･･かっこつかねぇな･･･」








ガシガシと頭を掻いて悔しそうにしてるけど


うん、いや、やっぱりイケメンかっこいいな。


そんな姿も様になるというか･･･。









渡「･･･で、返事は？」









返事は、そんなの決まってるよ･･･？






　












ネックレスのプレゼント:ずっと一緒にいて欲しい
3つのバラ:あなたを愛しています



　

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