美容マニアなレンタル彼氏。3

Step 99 ページ2

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？「康二？何、騒いでるの？」

？「あ、だてぇ！
　 あんな！しょっぴーが女性連れてきてん！」

？「翔太？」





奥から落ち着いた声がして、こちらへと近づいてきた。

まだちらっとしか見えてないけど、関西弁の人も今来た人もイケメンすぎない？


え･･･


隠れていいですか？






渡「あ、涼太！ねーぇ、康二うるさすぎなんだけど」

？「ふふっ、翔太に会うのが久しぶりだから
　 テンションあがっちゃったみたいだね」

渡「にしても、俺らここから動けてないんだけど？」

？「あぁ、ごめん。
　 ほら、康二。ちゃんと仕事して？」






んーっと･･･この後から来た落ち着いた感じの人が、翔太くんの幼馴染さんかな？


ふふっ･･･ちょっと幼い話し方になるの、なんかかわいいかも。







？「うわぁ！かんにんな!!
　 席に案内するわぁ！」






関西弁の彼に案内され、やっと店内の中に入る。

店内は、広すぎず狭すぎず。
テーブル席はもちろんだけど、カウンター席もあって。
BARみたいな作りだなぁ。






渡「カウンターでもいい？」

『うん、どこでも大丈夫』






翔太くんはよくカウンター席に座って、“涼太”さん？や“康二”さん？と話しているらしい。





？「どーもー！初めまして、しょっぴーの彼女さん！
　 ホール兼バリスタの、塩麹よりも向井康二です！」

渡「･･･相変わらず、それやんのな」





･･･塩麹⁇
何、どういうこと？
塩麹って、あの調味料のこと？






渡「A、あんまり深く考えなくていいから」

『あ、うん。わかった･･･』






自己紹介はよく意味がわからなかったけど･･･

とりあえず、太陽みたいな明るい笑顔のイケメンさんなのはわかった。






？「ようこそ、Rainbow Roseへ。
　 店長の宮舘涼太です」

渡「こっちが、さっき話した幼馴染な」






･･･今、バラが舞ってなかった!?

え？
幻覚?!


落ち着きがあって、礼儀正しくて･･･
なんか、貴族って感じなんだけど、気のせい!?

ロイヤルな雰囲気のイケメンさんね･･･。






『ぁ･･･えっと･･･AAです。
　翔太くんにはいつもお世話になってます』






うぅっ･･･眩しい･･･。

イケメンさんが目の前に2人とか･･･！



今日、イケメンさんに会いすぎじゃない？


ねぇ、私そろそろ本当に刺される？



もしかして、今日、命日とか!?







　




渡「んなわけあるか！！」

宮「え？なんの話？」




　

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