あああページ数少ない、続編決定です ページ42
「ふんっ！」
茨木童子は叢原火に負けないほどの強い妖気を放ち、小妖怪達を吹き飛ばした
「なに！？」
叢原火が動揺した隙を見逃さず、茨木童子は地面を蹴って一気に距離を縮め、拳を食らわす
「ぐふっ」
鈍い音が、辺りに響く
「あっ…！？」
叢原火が殴られた衝撃で、私の身体は解放され宙に半端放り投げられた
「Aっ」
茨木童子がすかさず私を引き寄せ横抱きにし、地面に着地した
「茨木童子…！」
私が求めていた存在が、すぐそばにいる
「おのれえ！貴様もまとめて我等の養分にしてくれる！！！！」
怒りに顔が歪む叢原火の横の緑で皺だらけの顔の口から、紫色の霧を排出した
嫌な、予感しかしない
「毒だ、離れるぞ」
茨木童子がその場の毒の霧から動こうとした瞬間、霧を割って叢原火が突進して来た
「くっ！」
「…っ！？」
茨木童子が私を庇い叢原火の突進攻撃が直撃し、飛ばされた勢いで木にぶつかった
私も一緒に吹き飛ばされてしまったが、茨木童子が庇ってしっかり捕まえていてくれたおかげで無事だ
だが、私のせいで茨木童子は戦えないし避けれる攻撃も避けれない！
「茨木童子！？」
茨木童子の腕の中から顔を見上げる
「うっ…この程度！」
木にぶつかった時も、衝撃から私を守るために…せめて私が治癒の力があれば！
「おおおおおおおお！」
叢原火の赤い顔が私達に向かって火炎玉を放ってきた
「逃げろA！」
「嫌よ！今度は私が茨木童子を守るの、もう….守られてばかりの私はいやだ！」
やるしかない！
私は茨木童子から離れ立ち上がり、自分の気配を消す御守りを地面に落とした
今だけ、お願い…私に"守る"力を！
両手を前にやり、結界を張るイメージで火炎玉の威力を無効にすることを考えた
この能力は妖を無力化させる力…なら、妖力でくりだされる技も無力にできるはず！一か八かでやってみるしかない
「はあっ！」
意識を手に集中させる
火炎玉が直前まで迫ったのと同時に力を放つと、打ち消すことに成功し火炎玉は、ロウソクの火の如く息を吹かれ消されたかのように散った
「や、やった！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はぐはまさ - ranさん» ranさん！読んで頂きありがとうございますm(__)m般若ですね！少しずつ物語の中で登場させていきます(^ ^)貴重なご意見、ありがとうございます！ (2018年2月3日 14時) (
レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
ran - とっても面白くて素敵な話ですね♪♪ 般若との出会いも見て見たいと思いました(*^^*) (2018年2月2日 23時) (レス) id: 1a72ca3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - いあち五めさん» いあち五めさん！あけましておめでとうございます(*^_^*) 更新遅くなってすみません！暫くこの状態が続きますが、許してください(°_°) (2018年1月2日 10時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
いあち五め - 明けましておめでとうございます！久し振りに更新されてて嬉しいです(´｀*)更新お疲れ様です (2018年1月2日 2時) (レス) id: 75ac0719d6 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - ふじさん» ふじさん！コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )わかりました！次作は大天狗との恋愛にします！笑 その作品を作るのにまだ時間がかかりますが、許してくださいm(_ _)m (2017年11月14日 16時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はぐはまさ | 作成日時：2017年10月21日 23時
