罪悪感 ページ23
そう気付いた時には、目から涙が溢れた
…私、自分だけ悲壮に浸かって茨木童子のこと何も考えていなかった
最低だ
自覚すればするほど胸がチクリと痛み、罪悪感が体を支配した
「なっ何も泣くことはないだろう…」
「うう…グスッ」
突然泣き始めた私に困った表情をした
ごめんなさい
大天狗の優しさと自覚した自分の愚かさがごっちゃになり、泣いている理由は自分でもわからなくなった
ただ、今は悲しい
「…」
大天狗は溢れ出てくる雫を拭い取り、何も言わずにただ優しく、黒くて大きい翼で私を包み込んでくれた
_________
「落ち着いたか?」
大天狗の気遣いな言葉に、私は頷いた
はずかしい…
男の人を前にして泣きまくったのは初めて
目が充血して真っ赤になるより顔の方が血が集中しそうだ!
「ありがとね、大天狗」
気にすることはないと言わんばかりに、大天狗は団扇を煽いだ
泣きながら実名は出さず、物事を少しだけ大天狗に話した
聞きながら涙を拭ってくれたり相槌を返してくれたり…この人は意外にも聞き上手かつ優しかった
「根拠が無いのに思い込むとは、身勝手だが…」
うぐっ
グサリッと容赦なく言葉のナイフをさしてくる
攻撃力高い
「それに気が付けたのは良かったではないか。あとは本人に直接問い出すだけだ」
「本人、か…」
確かめたい気持ちはあるけど、あっちは避けているから…会ってくれるのだろうか?
「そなたのことだ、このままでは納得いかんのだろう?なら…聞きに行くしかあるまい」
「うん…そうだね!私会って聞いてみる」
いつまでもくよくよしてられない!
「ありがとね、話まで聞いてもらって…すっきりしたよ」
いつもの調子に戻った私を見て、大天狗はふと笑った
「…それほど其奴のことが大事か?」
すると、笑っていたと思えば真剣な声で聞いてきた
答えは決まっている
「うん。大事だよ」
▽▽▽▽
は!長い!
全然茨木童子といちゃいちゃできてないーーーー
実はこの小説完結したら次何を書こうか考えているんです
まず茨木童子の話を考えろ、て話なんですが…( ˙-˙ )
個人的には大天狗…に次作、花を持たせようかなーとは考えていたんですが
荒にするのも良いのでは!?と思い始めてきた作者です、すみません更新遅くて…(_ _)
早くラブラブになれるよう書き続けますので、どうか首を長くしてお待ちください
次作はまた今度に…同時にやったらキリがないので(笑)
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はぐはまさ - ranさん» ranさん!読んで頂きありがとうございますm(__)m般若ですね!少しずつ物語の中で登場させていきます(^ ^)貴重なご意見、ありがとうございます! (2018年2月3日 14時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
ran - とっても面白くて素敵な話ですね♪♪ 般若との出会いも見て見たいと思いました(*^^*) (2018年2月2日 23時) (レス) id: 1a72ca3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - いあち五めさん» いあち五めさん!あけましておめでとうございます(*^_^*) 更新遅くなってすみません!暫くこの状態が続きますが、許してください(°_°) (2018年1月2日 10時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
いあち五め - 明けましておめでとうございます!久し振りに更新されてて嬉しいです(´`*)更新お疲れ様です (2018年1月2日 2時) (レス) id: 75ac0719d6 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - ふじさん» ふじさん!コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )わかりました!次作は大天狗との恋愛にします!笑 その作品を作るのにまだ時間がかかりますが、許してくださいm(_ _)m (2017年11月14日 16時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はぐはまさ | 作成日時:2017年10月21日 23時