いざ、京へ ページ12
「ここにいたか」
台所に入ってきたのは、水色の狩衣をきた安倍晴明だった
「晴明様？どうしてここに？」
座敷童子は私が言いたかったことを代弁してくれた
「ああ、Aがここの時代に来てから日が浅いからな。都に行ってみてはどうかと思ったのだが…」
都！！！ 平安京のことだよね！？
「行きたいです！」
私は身を乗り出して言った
どんな所なんだろう、やっぱり賑やかで華やかなのかなあ…
楽しみが胸から溢れ出す
「そうか。博雅も都に用があるらしいから、一緒に行って回ってくるといい」
博雅が？んー…まあ、苦手じゃないからいっか
「うん！じゃあ行ってきます！」
私は走って台所から出て、たすき掛けを外しながら博雅の所へと向かった
________________
「わあ…！ここが、都！」
博雅に連れてきてもらったのは、平安京
想像よりも遥かに大きい中央道路に人やら物やら、沢山のものに溢れていた
この中央の道以外にも、沢山の道が繋がっており民家も見えた
「どうだ？お前がいた時代と大分変わるか？」
うん！と私は頷いた
「私がいた時代には、木より丈夫な素材を使って家を建てたり商品は出店じゃなくて、盗まれないようにあえて屋内にしたり…結構違うかな」
そうか、と博雅は言う
「時代というのは、人や物を変えるんだな」
「そうだね…そういや、博雅は都では顔が広いって聞いたよ？」
ああ…と博雅は頭を掻いた
「堅苦しいの嫌いだが、一応貴族だからな」
「貴族！？」
いや、まてまてまてあり得ないこんなやつが…
あれ？でもこの前、安倍晴明から帝の孫って聞いた気が
私は血の気がサァッと引いていくのがわかった
「…この世の終わりだ」
「ああ？なんか言ったか？」
「な、なんでもないよ！」
博雅にも十分帝位につく可能性があるってことだよね？
…言わないでおこう、うん
「変なやつだな…おっと、ここだここ」
辿り着いた所は武具屋
お店の中には剣やら弓、鎧などが売っていた
「俺は暫くここにいるから、お前は適当に見てこい」
えっ放置！？！？
私迷子になるけど…
そんな私を気にせず、博雅は店内へ入っていった
「もう、いいよ…1人で楽しんでやるんだから！」
私はお店が沢山ある所へと向かった
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はぐはまさ - ranさん» ranさん！読んで頂きありがとうございますm(__)m般若ですね！少しずつ物語の中で登場させていきます(^ ^)貴重なご意見、ありがとうございます！ (2018年2月3日 14時) (
レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
ran - とっても面白くて素敵な話ですね♪♪ 般若との出会いも見て見たいと思いました(*^^*) (2018年2月2日 23時) (レス) id: 1a72ca3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - いあち五めさん» いあち五めさん！あけましておめでとうございます(*^_^*) 更新遅くなってすみません！暫くこの状態が続きますが、許してください(°_°) (2018年1月2日 10時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
いあち五め - 明けましておめでとうございます！久し振りに更新されてて嬉しいです(´｀*)更新お疲れ様です (2018年1月2日 2時) (レス) id: 75ac0719d6 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - ふじさん» ふじさん！コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )わかりました！次作は大天狗との恋愛にします！笑 その作品を作るのにまだ時間がかかりますが、許してくださいm(_ _)m (2017年11月14日 16時) (レス) id: 1b3eeb1020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐはまさ | 作成日時：2017年10月21日 23時
