【ハイキュー】お前ら、普通系女子もナンパはされるんだぞ (ページ25)

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百六十四個ページ25

ある体育館の前で翔陽は口を開く

　

「うお～キタ～！仙台市体育館再びっ」

　

10月25日
仙台市体育館

　

全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称:春の高校バレー) 宮城県代表決定戦

　
IH予選のベスト8+(プラス)春高一次予選を勝ち抜いた8チームの計16チームで1つの代表枠を争う

　

翔陽はあの日のIH予選を想い、"絶対リベンジッ"と呟く

　

それは皆も同じ様で声に出てはいないものの顔がそう言っている

　

　

翔陽はいきなり"うおおおおお"と言って体育館へと走る

　

それをフライングと認識した影山が"フライングすんじゃねーボゲェー！"と翔陽の後を追う

　

今日も騒がしい二人を見て、グッチーと月島が話しだす

　

「日向と影山は脊髄反射で生きてる感じだね」

　

「虫みたい」

　

"虫みたい"という月島の発言に前に居た西谷さんと田中さんが吹き出す

　

「ギャッ」

　

突然、私達の結構前に居た翔陽が小さな悲鳴をあげる

　

翔陽の方を見ると条善寺高校の人が居た
ぶつかったのだろう

　

条善寺の人は翔陽を見てからこちらに笑顔を向ける

　

「おーい！ぶりっ子(仮)ちゃーん！今日こそ番号教えてねーっ」

　

そう言うと田中さんと西谷さんが燃え上がる

　

そして条善寺の刈り上げさんにとびかかろうとするが、条善寺のマネージャーが突然現れて空中で固まった

　

スゲー

　

田中さん達が条善寺の刈り上げさんにとびかかった時に、潔子さんが私の前に守る様に立った

　

『潔子さんっ…… ！』

　

「私が守るよ」

　

潔子さん……ﾄｩﾝｸ

　

「わ、私も！ま、も、守るよアイカ！」

　

『やっちゃん…… ！』

　

ありがとう、でも君らは守られるべきだと思う

　

私達は涙を流しながら抱きしめ合った

　

　

　
「なにあれ」

　

「あんまり見たらダメだとおもうよツッキー」

　

『おい聞こえてるからな』

　

　

　
ーーー

ファー！

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