サヨナラ日常、こんにちは超常【文豪ストレイドッグス】 (ページ5)

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眼鏡をかけ髪を後ろで一本に纏めた男に

「おー国木田君ご苦労様」

と言って唐変木と言われた男は手を振った。

　
そんな呑気は男に眼鏡の男は

「苦労は凡てお前の所為だこの自殺マニア！！お前はどれだけ俺の計画を乱せば____」

と怒鳴りつけるも唐変木男はそうだ彼に奢ってもらおうと提案していた。
この男は何処までマイペースなのだろうかと疑いたくなるのも無理は無いと思う。

　

その事に勿論眼鏡の男も聞けよと再び怒鳴る

　

「君達、名前は？」

　

再び眼鏡の男の話を聞いていない唐変木男は青年と私に名を聞き出した。

　

「中島……敦ですけど」

　

『四月一日Aです』

　

「そうか、ついて来たまえ敦君、Aちゃん。何が食べたい？」

　

唐変木男が敦君と私に聞くと敦君は少し照れ臭そうに茶漬けが食べたいと言い、唐変木男はそれを聞いてぷっと吹き出し笑った。

　

「餓死寸前の少年が茶漬けを所望か！良いよ国木田君に三十杯くらい奢らせよう」

　

他人の金で太っ腹になるこの人に眼鏡の男は太っ腹になるなと怒鳴る。

　

「Aちゃんは何が食べたい？」

　

『塩キャラメルが食べたいです』

　

「はっはっはっ！君も変わっているね
そうかそうかならば国木田君に沢山買ってもらおう」

　
ぬ、何処か馬鹿にされた様な気がしたぞ
塩キャラメル旨いからな、ヤバイからな

　

　

だから俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰！！

　

そう再び怒鳴る男の口から出てきた太宰というワードに敦君が太宰？とワードの後に疑問符を付けた。

　

「あぁ、私の名だよ。太宰、太宰治だ」

　

　

　

ーーー

夢主さんは塩キャラメルが好きだったりする