私の好きなムーミン谷 (ページ5)

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3日目ページ5

まずい…

気まず過ぎる…

彼は気にしてないみたいだけど、
いきなり初対面の人に向かってあんなこと口走っといて、落ち着けるわけがない

「あ、あの」

『はい！？』

あ、また驚いちゃった…

「ふふっ、本当に君は面白いね」

また、さっきの笑顔…

「って大丈夫かい？」

『な、何がです？』

「顔、赤くなってる…
体調もしかして悪かった？」

私、まじか。

一人旅してる中でかっこいい人とか綺麗な人に出会わなかった訳じゃない。

でも、こんなひとつひとつの仕草に反応してしまうのは初めてだ。

『風邪じゃないです！』

心配させないためとりあえず風邪でないことを伝えておく

「そっか、よかったよ

それより名前、聞いてなかったよね？」

『あ、そっか』

「僕はスナフキン
一人旅をして春に谷に帰るんだ。」

スナフキン…

『私はAです
私も一人旅をしていて、ある場所を探してます』

スナ「そーなんだ、僕と同じなんだね
見た感じ、ぼくと歳が近い気がするし、
無理にとは言わないが、敬語じゃなくていいよ」

『じゃあタメで話すね』

スナ「うん、その方がなんだか距離が近くなった気がしないかい？

A」

はじめてかもしれない

名前を呼ばれただけで
こんなに胸が熱くなるのは…

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それからテント内の机を隅に置いて
それぞれ寝袋を出し、寝る準備を始めた。

スナ「今日はありがとう」

『全然！困った時はお互い様だよ』

スナ「そっか、、じゃあ
おやすみ、A」

『お、おやすみ
スナフキン…』

ランタンの火を消して私も寝袋に入る

(今日は初めてのことが多すぎて
疲れた…

前に本で読んだことある、この感情

これは恋なんでしょうか？

どちらにしろ、今日でスナフキンと離れちゃうなら朝ごはん食べてもらおう)

私は目を閉じ眠りに入った