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｢…キミ、バレー部の｣
｢角名倫太郎です｣
やばいやばいやばい
え、聞かれた？聞かれたよね？
そうだ、今日は反面ずつバレー部とバスケ部で使ってたのを思い出した
｢角名くん、聞いてた？｣
｢はい、バッチリ｣
｢まじかあぁぁぁ｣
え、言いふらされる？実はこんな人なんだよ如月先輩はってか？！てかピースすんな
｢角名倫太郎くん。お願いがあります。私が訛ってること秘密にしてくれないかな｣
｢どうしてですか？｣
恥ずかしながら理由を話した
そしたらもう笑われた。それも変な笑い方
なんだよオッホホって
｢先輩ってもっとお高い人だと思ってました｣
｢お高い人になりすぎたって思ってる
だからみんなと距離感があるんだよねぇぇ｣
｢オッホホ｣
｢おい笑うな｣
｢先輩、じゃあこうしましょうよ｣
｢俺と話す時は素でいてよ｣
｢え、なんで？｣
｢気を使わないで話せるし、疲れないでしょ？だめ？｣
それはたしかにある
｢わかった
じゃあこれは私たちふたりの秘密ね｣
｢2人だけの秘密ってなんかいいですね｣
｢なんだおめ｣
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作者名：なっち | 作成日時：2021年3月31日 22時
