Beautiful (ページ9)

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危険ページ9

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「ねぇねぇ、そこのおねーさん拾ってよ」

なんて変な誘いにも関わらずそれに乗ってしまった私は大馬鹿者だ。

土砂降りの中傘も刺さず道に座っていた彼をまんまと家に上げてしまった。

おねーさん男を家に上がらせるなんて危機感ないの？

図々しく家のお風呂で温まりソファーを占領している彼がそう言った

「あんな土砂降りで濡れてる人置いて行けるわけないじゃない」

「おねーさん優しいんだね」

お風呂に入ってもらった彼は予想以上に美しい顔だった。

「君は、なんであんなところにいたの？」

さすがに何も聞かないわけにもいかず触れていいものかと少し不安があったが聞いてみることにした。

「おねーさんそんなにテンのこと知りたいの？」

なんて的外れなことを言われた時には彼の唇と私の唇が触れ合っていた。

「なっ、」

「テンのこと知りたいんでしょ？」

たくさん教えてあげるね？

やはり私は危険な男を家に招いてしまったようだ。