太陽と月【目黒蓮&向井康二】 (ページ45)

今日:104 hit、昨日:39 hit、合計:116,834 hit

☆45☆ ページ45

.

康二「でな、今日来たのはこれ渡したかってん」

そう言って取り出したのは小さな紙
大きさからして

「…チケット？」

康二「んー、惜しい！専用パスでした！」

「専用パス？」

康二「今度音楽番組あるやん？
　あれに俺ら出るから見にきてや」

「え、いいの？」

康二「あかんかったら渡さんよ？
　それに俺らだけやなくて他の人達も見れるし！」

「…豪華だ」

康二「せやろ？やから来て！」

満面の笑みでそう言う康二くん

「でも、だからってなんで専用パス？」

康二「関係者としてAちゃんに来てもらうには
　専用パスないと通せへんねん」

「え⁉関係者⁉」

康二「そう、終わったら楽屋にも来れるんよ
　あ、ちゃんとスタッフさんには親戚とか言うとく」

「待って待って！行けないよ！」

康二「なんでーや、みんな会いたい言うてるで？」

…みんな？え、みんな？
メンバーさん達ってこと…？

康二「特にふっかさんとしょっぴーが会いたいって
　言うとったなぁ…」

「……それ本当？」

康二「ほんまやで！なんや知らんけどあの2人は
　会わせろってうるさいねん笑」

「…じゃあ、一つお願いしていい？」

康二「うん、なに？」

「康二くんの昔からの関西友達って事にして…？」

キョトンとした康二くん
だけど、すぐに笑顔で頷いてくれた

きっとマネージャーさんもいるし
蓮くんとも辻褄合わせないとだし…

康二「あ、せやせや、あとこれも渡しに来てん」

そう言ってもう一つの袋から取り出す

「なんかいい匂いする…豆？」

康二「お、今度は大正解！
　俺オススメのコーヒー豆！是非飲んでみて！」

「え、嬉しい…ありがとう！」

康二くんに淹れ方を教えてもらってから
ずっとそのやり方でやっていて
ちゃんとした豆が欲しいなって思ってた所だった

康二「ほな渡したいもん渡せたし帰るわ！」

「あ、うん、ありがとう…おやすみ」

康二「おやすみ！いい夢見ぃや～」

何だか嵐のように来て帰って行ったな…笑

散々な一日が
蓮くんと康二くんのおかげで吹っ飛び、

気持ちが楽になった私は
スッと眠りにつくことが出来た

.