☆39☆ ページ39
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疲れてるのかな?
なんかあったのかな?
キッチン越しに康二くんを見ていると
視線を感じたのか振り返る
そして目が合う
康二「ん?なに?笑」
「あ、ううん」
康二「そ?俺も手伝うわ!」
「え、いいよ。疲れてるだろうし座ってて?」
康二「嫌や、俺も手伝う」
そう言って隣に来る
「じゃあこの揚げてる唐揚げたち引き揚げて?
油飛ぶかもしれないから気を付けてね」
康二「任しときぃ〜!」
仕事を任されて一生懸命頑張る子どものようで
見ていてなんだか微笑ましくなる
そんな康二くんをよそに
私は副菜たちを仕上げていく
康二「あっっち!」
「え、大丈夫⁉」
康二「うん、平気平気!自分ら攻撃せんとってや〜」
唐揚げに話しかけてる…笑
飛んだ油も案外大丈夫そうでよかった
〜〜〜♪
スマホが鳴る
「どっちかな」
リビングに行き見てみると私のスマホだった
【 蓮 】
え、蓮くん?
どうしたんだろ…
「はい」
蓮 " あ、Aちゃん今平気? "
「うん」
蓮 " よかった。あのさ、今日行けなくなっちゃった
…ごめんね、俺が言ったのに "
「そっか、ううん、大丈夫」
蓮 " 仕事が押しちゃってて、このままだと
夜遅くになりそうだから… "
「わかった、頑張ってね」
そう言って電話を切って
キッチンに戻る
康二「電話めめ?」
「え、うん、よく分かったね」
康二「男の勘や」
「ふふ、なにそれ」
康二「で、なんて?」
唐揚げをお皿に盛りつけながら聞く
「仕事が押してる?から今日来れなくなったって」
康二「あー、そうなんや、ほなしゃーないね」
「忙しいんだね」
康二「めめ雑誌とかよう出てるもんな」
「へぇ、そうなんだ」
出来上がった料理を
リビングに運んで行く
康二「めっちゃうまそうやーん!」
「ふふ、康二くんが手伝ってくれたからね」
2人して座って手を合わせる
『いただきます』
2人揃って言って食べ始めるや否や、
康二くんが急に
康二「あ!」
「ん?」
康二「俺プリン1個食べれるって事やん!」
そう言うと嬉しそうに笑って
唐揚げをパクパク食べた
.
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:Liko | 作成日時:2021年8月29日 4時