☆38☆ ページ38
.
次の日になってもまだぼーっとする
いつまでもこんなんじゃダメだ
ジムに行って体動かして汗かいて
スッキリしよう
久々にジムに行って
塩川さんにトレーニングしてもらう
トレーニングが終わって
汗を拭いていると
塩川「そうだ蒼井さん」
「はい」
塩川「この間目黒くんが来てさ、
蒼井さんのこと褒めてたよ」
「え?」
塩川「笑顔が印象に残る可愛らしい人だって」
「あ、そう、なんですか。嬉しいですね」
どう反応していいか分からず
しどろもどろになってしまった
ジムから帰っている間も
塩川さんに言われた言葉が頭から離れない
嬉しいのに
なぜか素直に喜べない…
トボトボ歩いていると
ポケットに入れてるスマホが震える
ポケットから出して画面を見ると
【蓮 : 今日会いたいです。夜行ってもいい? 】
…蓮くんは私のことどう思ってるんだろう
期待させないで欲しい
でも、断りたくない気持ちも大きくて
【 いいよ!待ってるね 】
そう返事した
「私は友達、友達」
.
.
.
あの後、スーパーによって
夕飯の材料を買って帰った
多分、蓮くんが来るのは
20時以降だろうし…
「ゆっくり作るか」
エプロンをつけてキッチンに立ち
夕飯を作り始める
__ピンポーン
え、もう?
予想めっちゃ外れてんじゃん
そう思いながらモニターを覗くと
エントランスには誰もいない…康二くん?
玄関に行きドアを開けると
康二「お弁当箱返しに来た!」
「あ、うん」
昨日の今日だから何となく気まずい
康二「ついでにご飯あったらラッキーやなぁ…って」
「今作り始めたとこでお待たせするけど…
それでもいいならどうぞ」
康二「待つ待つ!今日はプリン持って来たで!」
言いながら部屋へ通す
ケーキの箱を開けると小さめのプリン2つが
仲良く並んでいた
「あ、あの、今日蓮くんも来るって言ってたけど
康二くん聞いてない?」
康二「え、あー俺バタバタしてたから聞いてへんわ」
「そっか、プリンどうしよ」
康二「そん時は俺とめめが半分こするから
Aちゃんは気にしやんでいいよ」
そう言って笑うけれど
今日も100点満点の笑顔ではなかった
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
395人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Liko | 作成日時:2021年8月29日 4時