太陽と月【目黒蓮&向井康二】 (ページ32)

今日:28 hit、昨日:20 hit、合計:116,719 hit

☆32☆ ページ32

__向井side

ライブの打ち合わせ、
振り覚えなどが終わり只今の時刻23:25

「ごめん、なるべく早くマンション帰りたい」

マネ「頑張りますけど…何かあるんですか？」

「友達が誕生日やねん」

マネ「なるほど」

車に乗ると俺がマネージャーに頼んでた
プレゼントも綺麗に包装されて置いてあった

「プレゼントもラッピングありがとうな」

マネ「あ、それラッピングは僕じゃないですよ」

「え？」

マネ「深澤さんと渡辺さんが率先してました」

「なんで？笑」

マネ「理由は分からないんですけど、
　絶対女の子にあげるんだとかなんとか言って
　騒いでましたよ笑」

…なんでバレてんのや
てかあの2人にやらせて大丈夫やったんかな

多少の不安はあるけど今は早よ帰ることが先や

しばらくしてマンションに着くと
俺はダッシュでエントランスをくぐり
エレベーターに乗る

「急げ急げ～早よ着いて～」

Aちゃんの階で降りて
走って向かう

__ピンポーン

…起きてますように

そう願っていると
微かにパタパタと玄関を歩く音がする

__ガチャ

A「予想通りだ」

ドアを開けて笑顔でそういうAちゃん

何が予想通りなんかは分からんかったけど
今はそれどころちゃう

「Aちゃん誕生日おめでとう！
　遅なったけど間に合った…？」

A「ギリギリセーフ…！3分前！」

「よかったぁぁ～…」

間に合った喜びと安心で
俺は思わずAちゃんを抱き締めた

A「すごい急いで来てくれたんだね」

「もう必死よ！こんなにこのマンション走ったん
　俺が初めてやと思うで！」

抱き締めてる腕を離して言う

A「ふふ、ありがとう。上がって？」

「お邪魔しますー」

部屋に入れてもらい
いつも通りリビングへ行く

ラグに座るときにキッチンの方にある
テーブルに飾られてる花が目に入る

「あの花綺麗やね、もろたん？」

A「あ、うん」

「…へぇ、部屋が明るなるね」

…誰から？
そう聞きたかったけど、

何となく、答えがわかるような気がして
当たってたら…と思うと聞けへんかった

.