☆24☆ ページ24
__目黒side
「おはようございまーす」
とあるスタジオに行き
スタッフさん達に挨拶をする
向井「お、めめおはよう!」
深澤「おはよ、今日珍しく最後だね」
そう、俺は今日スタジオ入りするのが
一番最後だった
「昨日遅くてギリギリまで寝ちゃってた」
阿部「体調は平気?」
「あ、うん、大丈夫」
今日は新曲のMV撮影
振付師さんを筆頭に
振りの確認をみんなでする
確認が終わった所で撮影本番に入る
何カットか撮ったところで
一度休憩になった
スタッフ「お疲れ様でーす。一旦休憩入ります」
「おつかれっしたー」
椅子に座って水を飲み汗を拭く
ヘアメイクさんに軽く直してもらいながら
俺はスマホの画面を見る
きてねーか…忙しいのかな
夜中にAちゃんに
LINEを送ったけど返事はない
…まぁ、だいぶ時間遅かったもんな
スタッフ「再開しまーす」
再び撮影が始まる
全員でのカットを撮ってチェック
次はソロで撮ってチェック
地道な撮影だけどMVが完成していく
この感じがすげぇ楽しい
スタッフ「はい、オッケーです!
次セットチェンジなのでそれまでお待ち下さい」
「あーっちぃ」
ラウール「やばいね」
水分を取ったり涼んだり
振りの確認したりと各々に過ごしている
そんな中、俺は再びスマホを見る
「来てない、か」
向井「めめ今日めっちゃスマホ見るなぁ
なんかあんの?」
「あー、うん、ちょっと」
向井「…Aちゃん?」
「え」
こういう時俺は
分かりやすく反応してしまう
向井「正解やな笑」
「…実はさ、康二には言ってなかったんだけど
連絡先交換してて…」
向井「あー、知ってんで?俺も教えてもろた笑」
「え?会ったの?」
向井「うん、昨日カレー食べさしてもろて
今日はエレベーターで会うたよ?」
…まじ?
俺の中では結構な衝撃だった
「そっか、元気そうだった?」
向井「今朝会った時は100点満点の笑顔で
元気そうやったで?」
「…そう」
既読のまま返事が来ないのは、
俺が口だけの人間ってまだ思われてるからなのかな
それとも…
チラッと康二を見る
向井「んはっ、何言うてんねん!」
深澤「えー、違うの?笑」
メンバーと楽しそうに話してる康二
……まさかね
.
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作者名:Liko | 作成日時:2021年8月29日 4時