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銀「...おう、離れねーよ」
新「ぼ、僕達飲み物取ってきますね」
神「なんで私も連れてくネ、Aの隣いたいヨ!」
新「いいから!」
空気を読んだ新八が不服そうな神楽を連れて居間を出て行った
そんな2人を余裕顔で見送った俺だが。
(おおおお落ち着け俺...これは恐怖から誰かにいて欲しいという人間の本能的行動だ落ち着け.....)
Aからこうやってくっついてくる事が久しぶり過ぎて耐性が付いておらず動悸は速まるばかり。
え、これこいつに伝わってたりするんじゃ...
Aの顔があるのは俺の胸あたり。
(...絶対ェ気づいてんじゃねーかァァァ!!!)
___視点変更
飲み物を取りに行くなんて言ったけどそんなの嘘だ。
居間を出て入口からこっそり覗く
神「ふざけんなヨ飲み物係はお前だけで十分ネ」
不機嫌そうな神楽ちゃんはまだ分かっていないらしい
新「神楽ちゃんはまたあの2人に付き合って欲しいと思ってる?」
神「よく分かんないけど2人が一緒に幸せそうに笑ってたら私も嬉しくなるネ、銀ちゃんの隣がA以外って言うのはしっくり来ないヨ、逆も一緒ネ」
2年前を思い出してるのか嬉しそうに話す神楽ちゃん
新「うん、僕も同じ。今の状況で2人だけにしたらどうなると思う?」
神「...おぉ!新八のくせに良い事思いつくアルな!」
新「一言余計だなオイ」
もう一度居間を覗くと百面相している銀さん
これは重症だな、と苦笑いするとふふふ、と笑い声が聞こえた
声の正体は銀さんに顔を埋めているAさんのもの
「銀時心臓の音速いね、照れてんの?」
顔を上げ銀さんを見上げる彼女の横顔はにやけている
ああいうとこ
「銀さんそっくりだなあ」 「銀ちゃんそっくりネ」
銀「お前な、今言う雰囲気じゃねーだろ...銀さん結構頑張ってんだけど」
頬を少し紅く染めて頬をかく銀さんをAさんは未だニヤついた顔で見ている、彼女もSである。
銀「そういうお前はどうなの」
「へ、」
離れたAさんの体をもう一度抱きしめる
う、うわ大胆だな
神「なにお前が赤くなってるアルか、チェリーめ」
新「う、うるさいな!」
銀「あれ、おたくの心臓も速いけど?」
「ちが、これはあれだよ三半規管が強いんだよ」
銀「意味わかんねーよ」
直後吹き出し笑い合う2人があの頃と重なった。
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美姫(プロフ) - めっちゃ感動しました。本当にありがとうございます! (2021年5月8日 23時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 勇者の人さん» 勇者の人さんありがとうございます(TT)(TT)まさかコメント貰えるとは(TT) そんなこと言っていただけて光栄ですありがとうございます!!! (2020年11月29日 7時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハッピーエンドで少しホッとしました(笑)文才やセンスもあるし、全体的に見てもよくできていて、とても素晴らしい作品でした。これからも頑張ってください、応援していますよ! (2020年11月28日 17時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - クルルさん» クルルさんありがとうございます〜(TT)クルルさんのコメントに号泣ですよ(TT)新作も頑張りますので是非呼んでくださいね(*^^*) (2020年11月27日 21時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 陽さん» ありがとうございます!!私もシリアス書ききれるかとすごく心配で何回か書き直したりしてました...笑 そんなこと言って頂けるなんて嬉しすぎます私も陽さん大好きです(TT) (2020年11月27日 20時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年7月20日 16時