お初デカい仕事 ページ7
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「そういえば大倉さん、どこも噛まれてないのです？」
アツアツの石焼ビビンバ(和牛のステーキ乗せ)を食べてはふはふ言いながら、Aさんが首を傾げた。
噛まれた？
腕とか足とか見てみるけど、
ぱっと確認した感じではとくに見当たらへん。
「真昼間の吸血種は、健常な大人なら噛まれても命に関わることはまずないのです。
でも、毒のせいで体調が悪くなったりするのです。ちなみに人間の風邪の原因は実はこれだったりするのです」
大「へー・・・」
「あとでいちおう章大に診てもらうといいのです」
そんな話をしていたら、食堂の扉が開いて横山さんが入ってきた。
なにやら難しい顔をしとる。
いつもの席に腰を下ろすと、ランチの内容を伺いにきたメイドさんを手で制して、ヒナ、と村上さんを呼んだ。
横「この後ミーティング頼んでもいいか」
村「了解。・・・会議は無事に終わったんか？」
横「ああ。無事っちゃ無事やわ」
錦「？ なんかあったんすか？」
横「・・・おそらくこの先デカい仕事が入る。
詳細は追って伝えるけど・・・全員出動のつもりでいてくれ。大倉も」
大「え」
いきなり話振られて、俺は口から麺を垂らした状態で固まってしもた。
・・・デカい仕事って。
今までは小手先みたいな任務しかこなしてきてへんけど、それとはまた全然レベルが違うってこと？
「・・・・・」
横「破魔ノ民として生きていく上で、まあ・・・経験していかなアカンことやからな。いつまでも低級魔だけ相手しとるわけにはいかへんし」
大「・・・はい」
横「こう言ってはなんやけど、俺らの隊は軍の中でもトップレベルのチームやねん。
お前一人くらい擁護しながらでも充分遂行できる」
固い表情を浮かべる村上さんや、スプーン片手にぼうっとするAさんとは対照的に。
ものすごいうれしそうな笑顔の亮ちゃんは、「鍛錬行ってくる！」とまるで遠足前の子どもみたいなテンションで食堂を飛び出していった。
マジで元気いっぱいやな・・・
横「明日の夜までにはまとめられるよう努めるわ。
それとA、お前ら近接武器組を中心とした連携プレーについても大倉に軽く教えといてやってくれ」
「・・・わかったのです」
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べに(プロフ) - megumonkeyさん» わ〜〜ありがとうございます！^^ めちゃくちゃ気まぐれになりますが更新していきますね！ (2021年9月27日 15時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 続きか読めてとても嬉しいです‼︎ (2021年9月27日 12時) (レス) @page38 id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみに待っていました！！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» 戦闘シーンわりと中2クサイけど書いててめっちゃ楽しいです〜〜！！ (2020年8月1日 17時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ぬあああああああ！！！！！（言葉にならない素晴らしさ） (2020年7月25日 15時) (レス) id: 672a09a9f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年7月11日 20時
