魔導士(仮)への道 ページ48
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本には今聞いた初歩的な防御魔法のほかに
いろんな術式が載っている。
敵の動きを妨害したりとか、雷や火、氷の自然的な力を使うものとか、式神召喚、仲間の援護・・・
なるほど、ゲームでいう魔法職のバフキャラみたいなもんやな。
マジで魔導士みたい・・・かっけえ！！！
村「ま、時間のあるときにでも練習してみ。高度な術式を使おうとすればするほど精神力も必要になってくるからほどほどにな」
大「がんばる！！やってみる！！」
村「・・・えらいやる気やなどうした？」
村上さんは俺の食いつきっぷりに若干引きつつも、これから少しずつ練習していこう、と言ってくれた。
すごい、人間でもホンマにこんなことできるんや。
今まで村上さんが戦ってるところは見てきたけど、俺と行く任務ならきっと低ランクばかりやったやろうから、こんなシキガミとかどうとかやってるのは見たことない。
それに俺、今のところこのひとといえば
大太刀と小太刀のイメージやし。
そのことを伝えてみたら、村上さんはがはがはと楽しそうに笑って、
村「せやな、まあ、アンタが経験しとる任務では、個々がそれぞれの相手をできるからな」
大「どういうこと？」
村「・・・一等魔のオロチに出くわしたとき、ベテランのAでも１人じゃ太刀打ち出来んかったやろ？
ヒトはすべてにおいて弱者やからなあ。
上級魔相手じゃ、１人２人では絶対に勝たれへん。
せやから仲間で束になって、力を合わせてバケモンを倒すねん。そのときには妖術使いって、自分で言うのもなんやけどむちゃくちゃ重要やねんで？」
なるほど。
『バランスよくパーティを組んで出撃する』みたいなもんやな。
ゲームだけでなく、スポーツでも社会でもこの世界でも、チームワークは大切ってことか・・・
大「なあ、村上さんって」
村「ん？」
大「俺みたいに、途中まではシャバで普通の生活をしとったんやんな？
そこからどのくらいの期間で今みたいに強くなったん？俺は・・・村上さんみたいになれる？」
彼はすこしおどろいた顔をすると
それからふっと目を細めて、
村「なれるで」
と言った。
揺れる藍染の浴衣。
村「普通に暮らしてた、いうても俺んとこは陰陽師の血筋やったし、代々平革党の地方議員をして政治に絡んどってな」
大「え」
村「言うてなかったっけ？」
大「きいてない、し・・・なんで、そこから陰派の隊士になったん？」
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べに(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、コメントありがとうございます！わああとってもうれしいです、励みになります！(；；)お話はまだまだ続くので、頑張って更新していきますね！ (2020年7月2日 1時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とっても面白いです！シリアスなのにコメディタッチで、とっても読みやすいしとにかく物語に引き込まれました！一気に読み進めて続きが楽しみです！更新頑張ってください♪ (2020年6月30日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» わーーんめちゃくちゃうれしいですうう(；；)ありがとうございますなのです！(エルちゃん風) (2020年6月22日 21時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - べにさんお疲れ様です！私個人の意見ですが、もうこれは無料で読めるアプリの域を超えているような素晴らしさなのです(エルちゃん風) (2020年6月21日 8時) (レス) id: 5d604581ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年5月22日 21時
