犯行現場の目撃 ページ29
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とにもかくにも６限目まで無事に終えて(亮ちゃんはさすがに教室おるわけにいかんから屋上待機しとった)、
いつもの送迎車に乗り込んで、帰宅。
触らぬ神に祟りなしということで、相変わらず不機嫌なうさぎちゃんはそっとしておいて部屋に戻る。
・・・Aさん大丈夫やったんかな？
村上さんにでもききにいこうかなあと、廊下を歩いてたらばったり出くわした、すばるくん。
大「あ、えっと、ただいま」
渋「おかえり」
大「その、・・・Aさん見てへん？」
脳裏をよぎったのは
以前に見た、すばるくんがAさんに銃を突きつけている光景。
それを思い出してちょっとドギマギしたけど
彼はとくに表情を変えることなく、ああ、と言って
使用人専用の燕尾服の襟を触った。
渋「地下やと思うけど」
大「あ・・・ヤスのとこかな？」
渋「そう」
そっか。
研究室言うても治療スペースあるし、ヤスは医者でもあるんやった。
すばるくんに礼を言って、地下に向かう。
薄暗くて不気味やけどもう慣れた階段を降りて、ラボの前まで来ると静脈認証のパネルに手のひらを置く。
開いた扉をくぐりながら、
大「ヤス〜？Aさーん？」
呼ぶと、部屋の奥からガタン！と物音がした。
ヤス？
おーいと言いながら音がしたほうに向かうと
それはヤスの居住スペースからきこえてくる。
部屋みたいに間仕切られた向こうから
ばたばたと足音が走ってきて、
大「Aさん？」
「お、大倉さんっ」
バッ！と扉が開いて、
姿を見せたAさんの格好に・・・驚愕する。
し、下着に白衣！？
危うく鼻血ぶっ放すところをギリ堪えたけど、ちょっと、これは由々しき事態じゃ・・・！？
だってこんなんそういうことやろっ！！
この家に来て２ヶ月、とうとう現場に遭遇してしまった！と絶望すると同時に、
保健室での出来事も鮮明に思い出してしまって、
大「ブッ！！」
「大倉さん！？」
一度はこらえた興奮を噴出してしもた。
ごめんヤス、白衣汚してもたわ・・・
安「なにぃ？何の騒ぎ〜？」
「しょ、章大っ大倉さん鼻血！」
安「あらぁどうしたんよ？」
ぬるっと背後から現れたヤスはでも
ちゃんと服を身につけていて、
それどころかマスクとメガネ、
両手にゴム手袋を付けて作業モードやった。
俺のナイアガラの滝さながらの鼻血を見ると、甲斐甲斐しく鼻セ○ブを持ってきてくれる。
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べに(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、コメントありがとうございます！わああとってもうれしいです、励みになります！(；；)お話はまだまだ続くので、頑張って更新していきますね！ (2020年7月2日 1時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とっても面白いです！シリアスなのにコメディタッチで、とっても読みやすいしとにかく物語に引き込まれました！一気に読み進めて続きが楽しみです！更新頑張ってください♪ (2020年6月30日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» わーーんめちゃくちゃうれしいですうう(；；)ありがとうございますなのです！(エルちゃん風) (2020年6月22日 21時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - べにさんお疲れ様です！私個人の意見ですが、もうこれは無料で読めるアプリの域を超えているような素晴らしさなのです(エルちゃん風) (2020年6月21日 8時) (レス) id: 5d604581ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年5月22日 21時
