深緑色のお姫さま ページ23
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大「あの、俺、高校生やで？」
「知ってるのです。平気です、防音は完璧なので」
大「いや何の話よ！？」
「亮が言ってたのです。男には秘密がたくさんあると」
ふふ、と笑いながら言われても、・・・いやまあ男の秘密なんて心当たりありまくりやけども！
あたふたする俺には目もくれず
Aさんは扉を押し開ける。
深緑色のプレートが掛けられた、ドア。
部屋の中は、ほんまどこぞの姫が住んでるんや？いうくらいの広さで、中央に天蓋付きのドでかいベッドが鎮座している。
風呂トイレ洗面台付きで、
まるで高級ホテルのスイートルーム。
Aさん曰く、窓は全面防弾ガラスらしい。
それに、地下へと続くという秘密の脱出口まで紹介された。
・・・大統領でも泊まるんかここは！？
「洗濯物は随時係の者が取りにくるのです」
大「あの、ちょっと待って？」
「そこのスマホ型端末の中に色々と連絡先が入ってるので・・・」
大「ちょ！！！
俺っ、オカン飯作って待ってるからっ！」
言うと、きょとんとした顔をするAさんは
しばらく黙って俺の顔を見上げて、
「平気なのです」
無表情で首を横にふって、応えた。
「それは、平気なのです。それともあれなのです、ひとりだと眠れないのです？」
大「は！？違っ」
「仕方ないので一緒に寝てあげるのです」
大「ちゃうって！！！！！てか要らんからっ」
いきなり身体を押された、と思ったら
すぐ後ろがベッドやったせいで
そのまま押し倒されるかたちになってしまった。
レースの天蓋がひらひらと揺れる。
ぎし、とマットレスが、軋む。
俺の上に乗っかったAさんは、じっとこちらを見下ろしている。
・・・タンマタンマタンマ
思いっきりソコ、貞操的にアカン部分に当たってるけど・・・てかわざと当ててます！？！？
心臓がばっくんばっくんと騒ぎ始める。
そんな俺の気持ち見透かしてるのか
それともまったくわかってないのか
彼女はふいに屈みこんでくると
その細い指で俺の頬を撫でて、
「・・・おおくらさん、本当に顔がいいのです」
・・・ちかい。
不健康な白肌に似つかわしくない、健康的なピンク色のくちびるがいやでも目についてまう。
大「ちょ・・・Aさん？」
「イケメンは好きなのです」
大「えっ？嘘やろ待っ」
するりと、腕が絡みついてきた。
次の瞬間には、
潤ったそのピンクが、重なってた。
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べに(プロフ) - 稲妻さん» わ〜！ありがとうございます！！気まぐれ更新ですが楽しんでいただけるよう頑張りますね〜！！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
稲妻(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: b45af291eb (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - megumonkeyさん» はじめまして！コメントありがとうございます〜！！わたしの趣味全開ですが、そう言って頂けるととってもうれしいです…！気まぐれな更新にはなると思いますが、楽しんで頂けるようがんばります！(^^) (2020年2月13日 0時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。すごくスケールの大きい話でドキドキ楽しませて頂いてます。大倉くんがこれからどうなっていくのか、とても楽しみです。次の更新楽しみにしています (2020年2月12日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年2月11日 23時
