国家最高機密組織 ページ12
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よくわからんうさぎちゃん(?)が去った後
中世の城みたいな造りの屋敷を奥へと進んで
客間に通された。
お茶を運んできてくれた美人なメイドさんに見惚れていたら、ふとカレンのことを思い出して、思わず砂糖をぶちまける。
やっば。
あいつ、俺のこと探してるんじゃ・・・
慌ててスマホを取り出そうとしたけど、
それをAさんに遮られた。
「平気なのです」
何が平気やねんっ？
思ったけど、口には出せへん。
有無を言わさぬ雰囲気に
ポッケに突っ込みかけた手を膝に戻す。
「取って食ったりはしないのです」
大「・・・はあ」
「それに、彼女のことなら、もっと平気なのです」
Aさんは満足げに言って、
大量のミルクを落とした紅茶を
ぐるぐるとかきまぜている。
なんか、へんなひとやなあ、と思った。
カレンのことはそれ以上聞けへんまま。
「では、ご主人さまが来るまでの間に」
急に姿勢を正した彼女の、にこ、と微笑んだちいさな顔を――――やっぱり笑顔がかわいい――――俺は黙って見つめた。
「自己紹介が遅れて申し訳ないのです。
わたし、A、というのです。
コードネームは
政府直轄の国家最高機密組織、『結鬼軍陰派』の諜報戦闘員チーム第88番隊。
『黒き太陽』通称『
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.
・・・・・今彼女は日本語を喋ってたやろうか？
「その名の通り日本国家の最高機密である結鬼軍ですが・・・」
大「ちょ、ちょっと待って？？？」
政府直轄。
最高機密組織。
諜報戦闘員チーム。
・・・ちょっとあんまりにも耳慣れへん言葉過ぎる！
大「せいふちょっかつ・・・さいこうきみつそしき・・・」
「？ なにぶつぶつ言ってるのです？」
いくらなんでも情報量が多過ぎるぞ・・・
いやもうこの屋敷に連れてこられてる時点で情報バカになっとるけどさあ！！
大「ちょうほう・・・ちょうほうせんとういんチーム・・・せんとう・・・」
要するに。
・・・なんやようわからんけど
一般には知られてないヤバイ組織が存在しててかつ
このひとたちはそれの一員ってことね？？
まあ、うん、ドッキリにしてはあまりにも出来すぎてるし、そういう、アンダーグラウンドの存在が皆無だとは思ってなかったけどさ？
見渡す限りの平和な世の中。
・・・いくらなんでも頭追っつかんぞ！！！！！
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べに(プロフ) - 稲妻さん» わ〜！ありがとうございます！！気まぐれ更新ですが楽しんでいただけるよう頑張りますね〜！！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
稲妻(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: b45af291eb (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - megumonkeyさん» はじめまして！コメントありがとうございます〜！！わたしの趣味全開ですが、そう言って頂けるととってもうれしいです…！気まぐれな更新にはなると思いますが、楽しんで頂けるようがんばります！(^^) (2020年2月13日 0時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。すごくスケールの大きい話でドキドキ楽しませて頂いてます。大倉くんがこれからどうなっていくのか、とても楽しみです。次の更新楽しみにしています (2020年2月12日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年2月11日 23時
