求婚 ページ3
kn side
廊下で騒ぐな。と言うことで、あの場にいた全員で談話室に行くことになった。
二人がけのソファーに、
三人。
Aの隣に座った俺の隣にステラが座って、
俺の腕を取った。
オスマンは少し困ったように笑って、テーブルに人数分の紅茶を出した。
os「君のお父さんからの前触れが無きゃ、侵入者として投獄するとこだったよ。」
ｽﾃﾗ「私はもう成人です！親の許可なんて貰わなくても一人でなんでもできますわ。」
os「で、何しに来たの？」
ｽﾃﾗ「結婚です」
os「あー…ははは、」
嫁がいる前で堂々となんちゅうこと言ってんねん…、
Aに目をやると、困惑した表情をしていた。
『……えっと、その、つまり側室として…？ということでしょうか、』
os「いや、我々国に一夫多妻制はないよ。
まぁ、厳密に禁止してるってわけじゃないけど…」
オスマンがこっちを見てくる。
kn「いや、俺の妻は1人で十分…」
ｽﾃﾗ「…だったら離婚するしかないんじゃないですかっ！？」
ステラはそう言って一層強く俺の腕を抱く。
オスマンと顔を合わせて、困ったな、と目で言葉を交わす。
これは中々話を聞いてくれそうにない。
ステラは、10年ほど前に出会った。
戦争で併合した土地に資源を配布するため、
セターレ伯爵の別荘を一時的に拠点として借りていた時だ。
木から降りれなくなっていたステラを見つけて、
俺が助けた。
その日からステラは毎日のように俺の後ろをついてくるようになって、
それを見たひとらんが爆笑しながら、
シッマいつのまに娘なんか作ったのww
とからかってきたのを覚えている。
別荘から撤退したあとも、毎年クリスマスカードを書いて送ってきてくれたりして、
俺はお年玉でそれを返しているのだった。
そんなステラが今や20歳か。
にわかに信じ難いが、それよりも、
この状況をなんとかしなくちゃならない。
いくらなんでも結婚は、
俺にはAがいるし。
ステラは姪っ子みたいなもんやし。
os「とりあえず、ステラちゃん。
俺達もまだ仕事が残ってるし、今日のところは帰ってくれない？
宿はこっちで手配しといてあげるから。一晩休んで領地に帰るんや。
親御さんも心配しとるやろうし、な？」
ｽﾃﾗ「…嫌です。しばらくここに泊めてください。
父と母は建国記念日に合わせて来週には王都に来るって言ってたし、それまでの間。
仕事の邪魔しないし、誰の執務室にも入らないって約束しますから！」
ステラの必死な説得に折れ、受け入れることにした。
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イデア(プロフ) - ささみさん» ささみさんコメントありがとうございます！リクエスト了解しました！！がんばります！ (2022年9月13日 12時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ(プロフ) - 初コメ失礼します！大好きな作品でワクワクしながら見させてもらってます！無理せずに頑張ってください！リクエストでコネシマさんとのデートを書いて欲しいです！不器用ながらも頑張るコネシマさんを書いて欲しいです！よろしければお願いします！🙇⤵︎ (2022年9月13日 2時) (レス) @page14 id: 79dd93f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 檸檬さん» 檸檬さんコメントありがとうございます！ほんとですか！嬉しいです…！！励みになります！ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - この作品めっちゃ好きです……無理せずに更新頑張って下さい…！！次回も楽しみです！ (2022年8月25日 0時) (レス) @page4 id: 86629010c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年8月18日 2時
