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〜WOOZIの場合〜
『...ねえジフナ、今の少し音程ずれてなかった？』
「まじ？ちょっと聞いてみる」
俺達のデビュー曲の収録をしていた時だった。
シュアヒョンのパートを一旦撮り終えると、横にいたヌナ
がふとそんな事を言った。
俺もシュアヒョンも、そんなにずれを感じていなかった
が、"まぁいいか"なんて甘い考えは俺が許すはずがなく、
ヌナに言われた通りの箇所をよくよく聞いてみる。
言われてみればそんな気が...？
聞いてすぐピンと来るようなズレはなかった。
ヌナの気のせいか？
「俺はそこまで気にならないよヌナ」
『そう？んー、やっぱ違うのかも...』
「じゃあキーボードで音取りながらもっかい流してみる」
『ありがとう』
再生する速度を0.5倍速くらいに落として、ゆっくり
丁寧にキーボードの音と照らし合わせながら聞いていく。
すると、
「...あ、」
やっと見つけた本当に僅かな音程の差。
なんでこんなの分かるんだ。
「Aすごいね、全然気付かなかったよ」
「俺も。言われなきゃ分からなかった」
やっぱり、Aヌナは耳が良いんだな。
今までやってきたレコーディングの中でヌナに音程の
指摘をした事は一度もなくて、音感がある方なのかな、
とか耳が良いのかもしれないと考えた事はあった。
そのなんとなくの考えが、たった今確信に変わった。
でも、だとしたら俺には1つ疑問が残る。
「今までのレコーディングで気になる事なかった？」
『あー...あるにはあった。てか個人的にめちゃくちゃ。
でも今まで楽器とかなんてやった事なかったし、自分が
正しいのか自信なかったから私が指摘しても説得力ない
だろうな〜...って。
けど、デビューするんだからいい加減引っ込むのはやめ
にしたから。これからはちゃんと言う』
全くこのヌナは...。
なんでそう変な所で自分に自信がないんだ。
でも、この曲に、俺達SEVENTEENのこれからに本気
で向き合って、覚悟を決めてくれたヌナの強い想いが
その言葉から伝わってきて、嬉しくなった。
「Aヌナ、悪いんだけどこれからレコーディング
の時は必ずいてくれない？
ヌナの耳の良さは、俺達の歌をもっと良くしていく為に
絶対必要だ」
『うちの天才PD様にそう言ってもらえて光栄だね笑
勿論、呼ばれればいつでも行くよ』
グループの曲作りの中心を担う俺と、どんなに細かい音
のズレも聞き逃さないヌナ。
俺達の楽曲制作において最強のペアが誕生した瞬間だ。
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めいびー(プロフ) - 瑠璃さん» 1年越しの返信になってしまって申し訳ないです💦コメント、体調のお気遣いありがとうございます！少しずつではありますが、またのんびり更新をしていきたいなと思っていますので、よければサンちゃん達をこれからも見守ってくださると嬉しいです！ (4月17日 0時) (
レス) @page34 id: 82ca96ac76 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 初めまして。初めてコメントさせていただきます。サンちゃんとっても可愛いです！どうか御身体に御気をつけてお過ごし下さい。 (2023年1月17日 23時) (レス) @page25 id: 30f660a3ce (このIDを非表示/違反報告)
めいびー(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです😭💞 (2022年10月11日 21時) (レス) id: 68e225a801 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても好きなお話なのでこれから楽しみにしてます🥺！ (2022年10月11日 12時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいびー | 作成日時：2022年10月10日 0時
