Challenger‼︎【SEVENTEEN】

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ジフナにそんな言葉を貰って。

弟達からの素直な気持ちを、気を遣ってくれているなんて
失礼な捉え方をしていたのが恥ずかしくなった。


その日から、想像していたよりも過酷で、それでいて
楽しい日々が始まった。

ナムジャのダンス、それも指の先までびた揃いな彼ら
に着いていくのはやはり難しかった。

けど、途中で折れそうになっても何度も励まして立ち
直らせてくれるから、どうって事はなかった。


私が合流した後、ジョンハナやジス、ミョンホも合流
してきて。



指輪を取り上げられた事もあったけど、それもちゃんと
取り戻して。


私達は男13人、女1人という異例の形の男女混合グループ
としてデビューした。



"なんで女なんているの！"

"オッパ、今からでも脱退する事って出来ないの..私、
耐えられない。見てて辛いの"

"みんなしてこの人を大切そうに...！"


初めてのペンミ。

こうなるだろうと思ってはいたけど、実際に声を浴びせ
られるのはやっぱり悲しかった。

でもそれ以上に、私1人の存在でまだ名前も決まって
いなかった大切なファンに辛い思いをさせていたのが
1番苦しかった。


それでも、グループを抜けるなんて選択はどうしても
したくなかったから。



女らしさは、捨てようって決めた。




長い髪はデビュー曲で終わりにした。

ステージに立つ時は必ず布を巻いて胸を潰した。

メイクも華やかじゃなくてシンプルにしてもらって。

ショーパンやスカートなんて以ての外だから、スタイ
リストさんに頼んで。

私服の物も、全部クローゼットの奥に仕舞い込んだ。

家族やメンバーから貰った物もあって名残惜しいけど、
自分で決めた事だから仕方ない。


それが良いのか悪いのかは分からないけど、




"女でも惚れる！超カッコいい！！"

"想像してた紅一点と良い意味で違うから、オンニなら
別に絡んでても辛くないし寧ろもっと絡んでほしい"

"デビュー当時となんか変わった気もするけど、こっち
の方が私は好き！！"




CARATちゃん達が喜んでくれてるなら、正解だった
んじゃないかな。






JS「...A」

『どうしたのジス』

JS「...素の自分でいる事を怖がる必要はないと思うよ。
無理せず、ありのままでいていい。きっとみんな
受け入れてくれるはずだから」

『...別に、怖がってないし無理もしてないよ。
　大丈夫。心配してくれてありがとう』

JS「っ......」














全てはファンの笑顔の為だもの、私は大丈夫。

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