10 小さな恋4 ページ10
蔵に着くと、
俺たちが来るのをわかっていたのか、
さとしが、ドアを開けて迎えてくれる。
ちょっと眉毛を八の字に下げて、
困ったような、
心配げな表情を見せる。
N「ちょっとぐらい、ここでしゃべってもいいだろ。えり、座んなよ」
えり「はい。」
黙りこくっている、えり。
うーん、こういう時、女子から聞き出すってどうすりゃいいんだ。
さとしは、何も言わず、
椅子に後ろ向きに跨って、
背もたれに組んだ腕と顎をのせ、
じーっとしている。
えりは下を向いたまま。
顎で、『ほら、にの』というように、俺にアイコンタクトする。
俺も、思わず、無言で、『ほら、さとし』と、顎でくいっと合図する。
NO「「・・・。」」
はぁ・・・。
さとしに任せるのは・・・無理か。
諦めて覚悟を決めた瞬間、
O「えり、好きな人いるんじゃないの?」
えりが目を見開いて、顔を上げる。
N「あなた、またストレートすぎるでしょ。」
慌てて、頭をスコーンと叩く。
O「いってぇ!!だって、ちゃんと言わないと、話進まないし、時間ないし。」
N「そうだけど、あなた女心分からなすぎ!!」
O「わっかんないよ、わかんなくてもこまんねぇもん。・・・そういうにのわかんのかよ?」
N「あなたよりは、わかりますよ!!」
O「(黒笑)じゃ、よろしくぅ〜。」
N「くっそぉ、やられた!!」
2人でやいやい言っていたら。
えり「時間・・・ないから、ちゃんと、聞いて下さいっ。」
NO「「・・・はい。」」
真剣な表情で見られて・・・二人で慌てて姿勢を正す。
えり「私、ちゃんと・・・気持ちを伝えたくって。」
NO「「はい。」」
えり「だから、その、プレゼント作りたくて。」
NO「「はい。」」
えり「いい・・・アイディアあったら教えてくださいっ。」
立ち上がって、思い切り頭を下げる。
O「こちらこそ、よろしくおねがいしますっ。」
N「あなたなんかその答え違うでしょ。」
O「なんでだよ。」
N「まかせろっとか言うんだよ。・・・えり、俺らがついてるからな!!」
えり「はい」
3人で、作戦会議をする。
O「じゃあ、えり、明日の学校帰りまでに、材料とか準備しておくから・・・にのが。」
N「はぁああ??」
えり「はい、宜しくお願いします。」
N「ま、まぁまかせといて。」
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なゆる(プロフ) - ながさん» ながさん!編集者お引き受け頂きありがとうございます(笑)!その前にせっかくご指摘いただいこと気をつけますね~!それでも走り書きでまた変なの出たときは言ってください!すごくありがたくて嬉しかったです。また遊びに来てね♪ (2014年5月15日 20時) (レス) id: c27a9db18f (このIDを非表示/違反報告)
なが(プロフ) - 新しいお話も楽しみにしております!今度は純粋に感想書きますので!長々と失礼しました。 (2014年5月15日 17時) (レス) id: d42d6eed65 (このIDを非表示/違反報告)
なが(プロフ) - いえ、こんなにどんどん書けるのってすごいなと感心しています!じゃあ編集者としてあと一つだけ…(笑)変換されるときに漢字じゃなくて平仮名でいいところまで変換されているようなのでお気をつけ下さい。何度も指摘してしまって申し訳ありません。(続 (2014年5月15日 17時) (レス) id: d42d6eed65 (このIDを非表示/違反報告)
なが(プロフ) - いえ、こんなにどんどん書けるのってすごいなと感心しています!じゃあ編集者としてあと一つだけ…(笑)変換されるときに漢字じゃなくて平仮名でいいところまで変換されているようなのでお気をつけ下さい。何度も指摘してしまって申し訳ありません。(続 (2014年5月15日 17時) (レス) id: d42d6eed65 (このIDを非表示/違反報告)
なゆる(プロフ) - ながさん» いつもいつも、ちゃかちゃか書いちゃうのが直らなくてホントにすみません。ほぼほぼ間違いなだけなので、何話のここ!とどんどんご指摘下さい。甘えて編集者になって頂きたいくらいです...。あきれられてるかなとは思うのですが、今後ともよろしくお願いいたします (2014年5月15日 12時) (レス) id: c27a9db18f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なゆる
作成日時:2013年1月31日 22時