cafe碧空日記 <短編：chocolate記念日 >

27　いよいよ製作2 ページ27

子供たち「「「「よろしくおねがいします！！！！」」」」


体育館に元気な声が響き渡る。

S「今日は、宜しくお願いします。高学年として、全校児童のみなさんが、楽しめるように、準備をしましょう。」

S「迷路づくりを担当する男子・・・えっと」


たく「5年生9名、6年生8名の17名です。」


S「うん、じゃあその17名は、体育館に残ってください。」

S「あとは、俺ら5名と、関八の7名、佐藤先生の30名で、ここを準備します。」

S「残りの、女子の・・・。」


まど「5年生11名、6年生7名の18名です。」

S「ありがとう、その18名と他の先生方は、家庭科室で調理のほうよろしくお願いします。」


先生「じゃあ、それぞれ取り掛かりましょう！！」

佐藤先生の元気な声が体育館に響き渡る。
みんなの気合いの歓声が響いて。

当初考えた、チョコレート教室・・・こんな風に形を変えるとは思わなかった。
こういうアイディアの変化も・・・みんなで作っていくからで、
そういう柔軟性が面白い。


N「じゃあ、行程をヒナよろしく。」


ジャージ姿に、頭にタオルを巻いたヒナとヨコが
ステージの上に上がる。

ハンドマイクを片手にヒナが指示を出す。


HINA「えーっと、6人ずつ5グループに分かれてください。」


それで、
それぞれのグループに関八が一人ずつついて。

その指示のもと、迷路を作っていく。


ヒナとヨコが上からバランスを見ていく。


「こっちに段ボール！！」

「そこは、行き止まりだから、ドア付きの段ボールな！！」

「ガムテープ！！」

「ガムテープも段ボールも色塗りますか！！」

「せっかくだから、色とりどりにぬるぞ〜」

「最終的な中の経路の修正は、関八にまかせてください！！」

「えーーー、俺たちも見たいっ」

「だめだめ、当日のドキドキにとっておき！！」

「なんだよぉ！！せっかく、明日一番の速さで突破してやろうと思ったのに！！」

「はぁーん、それは実力で突破だな！！」


あはは、わーわー、あははっ

賑やかに作業が進んでいく。


授業時間の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
それでもみんな手を止めず。

放課後になっても、
作業が進み、
委員会活動が終わる時間になるころ・・・


「できたぁあああああ」


体育館に響きわたって、
みんなで万歳三唱をして。

会場で、
ハイタッチをくりかえして。

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