39＊離れていても2 sideM ページ39
雅紀がいない間、
自分がcafeを守らなくちゃ、と思うと
気が付いたら
肩に力がはいっていたようで。
それまでだって、留守番は何回かしてるのに、
数日続くと思うだけで、
緊張してんだな。
雅紀が焙煎してくれた珈琲豆を
いつもどおり挽くだけで肩が凝る。
ゆっくり淹れなくちゃ、
と思うと
手元が狂って
お湯を注ぐ勢いが、
早くなっちゃったりしてる。
居なくってはじめて、
毎日同じレベルを確実に繰り返すことに
いかに技術と根気がいるかがわかる。
それまでは
新しいものを作ることばかりが楽しかったけど。
それは安定した技術があってこそなんだな。
あらためて感じる。
M「やっぱり雅紀と仕事っておもしれぇな。」
まるでそばにいるようなタイミングで
雅紀から
A『潤くんの味、俺すげぇ好き。早く食べてぇ。』
ってメールが着て。
あいつなら本音なんだろうなと思い、その絶妙なタイミングに
嬉しくなる。
M「いつか追いつきてぇな・・・。」
ふっと、そんな風に自然と思える自分が、幸せだなって思う。
携帯を棚に戻し、
M「俺は俺の味で勝負だもんな。」
一人つぶやくと、
N「俺も・・・潤くんの味だいすきですよ。」
ぽつりと後ろから声がする。
振り返ると
今日のランチパスタのミートソースを真剣に煮詰めるにのが
真剣に鍋を見つめ、へらで丁寧にまぜながら俺に言う。
N「やっぱり潤くんと雅紀がキッチンの中にたってるとこ好きだし。」
M「あんがと。」
N「ま、俺も日々上達してますけどね。」
M「そうだよ。昨日きた主婦たち、お前のサラダの味が絶妙って言ってたぜ？」
N「へへ。」
今週は久しぶりに全員cafeの制服着て、全員でcafe中心で過ごすことにしてて。
店内の掃除をしてる翔さんと・・・智は何やってんだ？
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ゆみ(プロフ) - なゆるさん» 48のお話、相葉ちゃん語りだけどなゆるさんが喋ってる様な今の心境が伝わってくる気がしました。とても温かな気持ちでこの場所で引き合わせてくれた５人組にも感謝したくなりました。 (2012年12月9日 0時) (携帯から) (
レス) id: f6b87b8855 (このIDを非表示/違反報告)
なゆる - みーさん» みーさん、はじめまして。私の相談にすぐコメいただいて、ほんとに感激しました。仲良し5人を見たいと言われて、すごく力が出ました。これからも遊びに来てください！！ (2012年12月8日 22時) (レス) id: b539fa5861 (このIDを非表示/違反報告)
たく(プロフ) - なゆるさん、こんにちは。私も完結は寂しいですが、新しいお話を書くということになっても私は賛成です。う〜ん、でも時々でいいので（季節ものとか）のんびり続けて頂けると嬉しいな、とも思います。 (2012年12月8日 15時) (レス) id: 01b89d4850 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - 居心地の良いcafeなので 完結は 寂しいけれど マンネリ化しちゃいけない って なゆるさんが 頭を悩ますのなら すっきり次のお話も 良いのでは？ 新しいのも 今までも 全然ＯＫ！ (2012年12月7日 19時) (携帯から) (レス) id: d49252c781 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ポトフ、マジでガチで嬉しいです！鶏肉とブロッコリーとニンニクだけのシンプルな物だよ〜なゆるさんが、他に書きたい物があるならそれも楽しみですし、サザエさんと一緒で飽きるって事は無いです。 (2012年12月7日 15時) (携帯から) (レス) id: f6b87b8855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆる
作成日時：2012年11月21日 21時
