十一話、スモーカーさんのデレ ページ12
「ちょっ、痛いっ…痛いよ、スモーカーさん!」
スモ「っ!!」
私が、大声で痛いと言って早歩きだった足をぐっと急ブレーキをかけて、スモーカーさんを止める。
すると、はっと気づいたように私の方を向く。
スモ「わ……悪ぃ……」
眉を下げて、申し訳なさそうに謝る。
でも、握った手は離さなかった。
どこにも行かせたくないのだろう…。
「…大丈夫だけど…、どうしたの急に…?」
私も困ったように聞くと、スモーカーさんは目をそらした。
そして、何も答えない。
「…コビーに失礼だよ…?」
そう言うと、スモーカーさんは嫌そうな顔をして
スモ「…また、コビーか…」
と静かに呟いた。
そして、拗ねたように
スモ「……部屋に戻ったら、おめぇはいねぇし……」
スモ「探してみれば、あいつに攻められてるしよ……」
と呟いた。
いつものような、強気なスモーカーさんとは裏腹に、ボソボソと言い訳をする子供のようだった。
そんな、スモーカーさんが可愛く見えて、愛しく思えて、ギュッと抱きしめた。
「…スモーカーさん、好きぃー…」
スモーカーさんのお腹のあたりに顔を埋める。
ちょっと、すりすりするとスモーカーさんの匂いがした。
ちょっと、タバコの匂いがするけど、落ち着く大好きな匂い。
スモ「……はぐらかすなよ…」
まだ、怒っている感じはあったけど、さっきよりかは、声が嬉しそうに聞こえた。
スモーカーさんもこう見えても抱きつかれるの好きみたいなんだ…。
「…ふふふっ…なんか嬉しい…*」
スモ「……うるせぇ…」
私が、笑顔でスモーカーの顔を見ると、ちょっと照れて私を抱きしめ返した。
その照れた顔を見せないように、私の顔を優しく体に押し付けた。
本当にスモーカーさんは私を大事にしてくれている。
それが、言葉で言わなくてもちゃんと分かる。
もうちょっと、言葉でも言って欲しいけど…
でも…、行動一つ一つが優しくて、触れるところ触れるところから愛が伝わってくる。
こんな人、もう一生会えないだろう。
だから、もっと大切にしなきゃ…
ヤキモチとかも隠さなきゃ。
そんな汚い心は、ずっとしまっておかなきゃね。
。
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ちゃんこ鍋8号(プロフ) - 35kgとか昔流行ったヒドインかよ (2019年1月31日 20時) (
レス) id: d372c1ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ニルバーナ - 身長159�僂蚤僚�35�圓呂気垢�に痩せすぎ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 4ccc04c8ab (このIDを非表示/違反報告)
ありりん1日頑張ります - 今日もドンペリさんのお話みて (2014年3月28日 7時) (レス) id: a85be43c48 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - めっちゃ面白いです!!この話を見て泣きました スモーカーさん大好きです これからも頑張ってください！！応援してます (2013年8月27日 4時) (レス) id: 2f65761ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年2月20日 7時
