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29.不変 ページ30

Asaid






「はあ…」





あの日から何故か私の頭の中は太宰さんでいっぱい





仕事も捗らないし怒られてばかり








でも、




「A、この資料宜しく」





太宰さんは私の机に資料を置いた





「え?あ、うん!」






太宰さんは何もなかったかの様にちっとも変わっていない





矢っ張り冗談だったのかなあ






『私はAが好きだから』






あああ

今思い出すだけでも赤面してしまう








「太宰いい!!」






国木田さんがそう怒鳴った
太宰さんを捜してるみたい






また、川流れにでも行ったのかな





矢っ張り、変わらない







「朝比奈は太宰の頼みを断れ!」









「え?でも、頼まれたから…」








私の前にいる国木田さんに私は目を逸らした








「引き受けた結果がこれだろ!」







国木田さんは私の前にドサッと置いてたる資料の山を指差した








「う……
今日も残業ですね」





私ははぐらかす様に笑った




最近では太宰の仕事は愚か
自分の仕事でさえ定時に終わらなくて
残業続きだった




でも、太宰さんの頼みは断れない




これはあの日以前からずっと




頼られているのが少し嬉しかったから







「これだから太宰は朝比奈を利用するんだ
もっと太宰に厳しくなれ」









「で、でも…太宰さんは私が残業をしていると帰る時は何時も迎えに来てくれるので大丈夫です
私が厳しくなくても…」





私は残業をするだけです


そう云うと国木田は大きな溜息をひとつ吐いた







「次は断るんだぞ」









何回この言葉を聞いただろう


国木田さんは私の返事を聞く前に何処かへ行ってしまった







「Aさん!」





するとナオミちゃんがひょこっと出てきた







「あ、ナオミちゃん!
如何したの?」









「ちょっとお時間借りますわ」







するとナオミちゃんは私を車椅子に乗せ
部屋を出た








「ど、如何したの?」







するとナオミちゃんは微笑んだ







「聞きたいことがありますの」

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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中二病メープル - 太宰さんツンデレ?好きな女の子には嫌がらせしたい的な。すっごく面白いです! (12月3日 9時) (レス) @page36 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 凄く面白かったです!これからも、更新楽しみにしてます!頑張ってください(*^-^) (2018年3月26日 16時) (レス) id: fb750e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 響華さん» あ!!お恥ずかしい…笑ありがとうございます! (2018年3月3日 21時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ウンディーネさん» ファンですか……?!こんな駄作に…ありがとうございます!頑張りますっっ!! (2018年3月3日 21時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
響華 - said×→side○ (2018年2月12日 18時) (レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なの | 作成日時:2017年11月2日 19時

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