5.部活勧誘 ページ5
睡眠を侮辱するとは何とも卑劣な…
私は眠たい頭でそう唱えつつHRが終わり、下駄箱に向かった
外には部活勧誘の先輩で溢れている
そう言えば、さっき配られた部活一覧の紙に弓道部がなかったんだよな…
どうしよう
と私は下駄箱で靴を変えつつ考えていた
「これ、落とした？」
「え…？」
靴を変えている最中、後ろからの声に私は振り返った
後ろにいたのは何とも
手には私の財布を持っていた
「あれ？なんかどっかで見たことある気がする…」
「え？」
んー
と考えている彼に私は見覚えがない
「ごめんね！人違いだったかも
これ返すよ」
「あ、ありがとうございます」
「うん！ポケットに財布はさすがに危ないと思うから気をつけて」
ばいばーいとにこやかに笑った彼の後ろには沢山の女の子
モテるのかな
「そのノリ、懐かしいな」
「あれ… 静弥」
下駄箱を出ようとするといたのは静弥
「あ、A」
「どうしたの？こんな所で」
「ミッションを遂行するって言って湊達どっか行ったんだよね
Aも一緒に来る？」
「ミッション…？なにそれ」
「僕もわかんない
行ってみれば分かるかも」
一緒に行こう？
と半強制的に私は静弥に手首を掴まれて
遠くに見える湊ともう一人の人を追った＿＿
「な、なんでAが」
湊は私を見るなり顔を顰めた
そんな顔しなくていいのに
「そりゃあ、風舞に入学したから居るよ」
「そうじゃなくて…」
「静弥
あの子誰？」
長身の男の子は湊と話している私を見るなり首を傾げた
「そっか、遼平は知らないんだっけ
僕らの幼馴染
家が近くてね」
「そうなんだ！
でも、小学校にいたかな？」
「いや、Aは私立の小学校に行ったから小学校は一緒じゃなんだ」
「そうなんだ！」
そう言うと長身君は私の顔を覗き込んだ
「俺、山之内遼平！よろしく！」
私に向かって満面の笑みでそう言った山之内君
遠くから見ても長身だなと思ってたけど近くで見ると高さ倍増
「私は、折川A
よろしく」
「おお、君が折川Aさんか」
前を歩いていたおじいさん的人が私の方を向いた
え？
私のこと存じ上げてる感じ？
「あ、この人は俺のクラスの担任のトミー先生！」
私は不思議に思いつつ軽く会釈をすると
トミー先生は優しく微笑んだ
「では、いくかの」
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雪見(プロフ) - とても面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2018年12月31日 0時) (
レス) id: 27975a6d3f (このIDを非表示/違反報告)
ひなか。(プロフ) - ゆりあさん» コメントありがとうございます！！静弥君いいですよね！十話号泣でしたもんｗでも、みんないいので推し定まらないです…笑更新頑張ろうと思います！ありがとうございます ´ω` ) (2018年12月27日 2時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - コメント失礼いたします！静弥君いいですよね！私は箱推し寄りの静弥、本村部長推しです！！作品の更新頑張って下さい！ (2018年12月24日 17時) (レス) id: d2747e2ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなか。 | 作成日時：2018年12月23日 18時
