SUMMER NUDE ～太陽～ (ページ21)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:65,118 hit

☆ ページ21

あれから、まぁ、なんやかんやあって、

寝る事に…

朝日くん家にいつも泊まる時は

朝日くんが下に布団を敷いてくれて、

朝日くんの布団も、私の前にひく。

だから、修学旅行みたいで、楽しい笑

私が布団をかぶり、うつぶせで、携帯を

いじってると

私の前で寝ている朝日くんも、

うつぶせになり、

朝日「俺さ。波奈江の事。

今まで、いい女と思った事なかったん

だけど。

この間、ちょっと思ったんだよね。」

私は携帯を閉じ。

朝日くんに言った。

あ「私さ。朝日くんに、

香澄ちゃんの事、早く忘れた方が

いいよ。ってさ、

2年前から言ってたじゃん？」

朝日「うん。」

あ「でも、駿に、咲の事を忘れて。

なんて、言えないんだよね。」

朝日「うん。」

あ「私さ…

一回だけ。咲に服を貸してもらってさ。

それ着て、駿と一緒に、

港区へ、お昼ご飯食べに行った事が

あるんだ。」

朝日「なに。そんな事してたの？」

あ「うん。

でも、駿には、なにも言われなかった。

次の日に、咲がその服を着て、

駿と私と港区へ行ったの。

そしたらさ。

駿が咲に、その服可愛いって、

私の目の前で褒めたの。」

朝日「なんで、言ってくれなかったの？」

あ「辛くてさ。言葉にできなかったの。

きっと、あの時から、

勝負は決まってたんだよね。」

朝日「・・・でもさ。

それって、過去の話だろ？」

あ「うん。」

朝日「じゃぁ、いいじゃんか。」

あ「うん。でもさっ・・・

って… 寝てる……」

朝日くんは寝息をたてていた。

私もそろそろ寝ようかな？と

電気を消した。