SUMMER NUDE ～太陽～ (ページ3)

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☆ ページ3

その事件があってから、数日後……

また。新たな事件が起きた……

夏希「はぁ⁉ アイツ、また撮らないっていっ

たの？」

波奈江「うん……まだ、香澄の事が忘れられ

ないって。」

そう。朝日は、この間、波奈江ちゃんの写真

を撮ると約束をし。

昨日の夜に。波奈江ちゃんに、

やっぱり、お前の写真は、撮れない。

と言ったそうだ。

私は、カレーを隣で黙々と食べてる駿を見つめ

た…

実は… あんまり、駿の前で、香澄ちゃんの

話をしたくなかった……

咲を思い出しちゃうから……

そんな事は知らない夏希は、激怒していた。

駿「待ってたって。仕方ねーのにな。

ご馳走さま。行こう。A。」

あ「う、うん！オレンジジュースありがと！」

そういって、店を出た。

一瞬、駿の言ってる事が分からなかった…

夏希「駿くん‼」

私達が2人乗りで夜の海を見に行こうとする

と、夏希が店から飛び出してきた。

駿「ん？」

夏希「駿くんさ。何か知ってるでしょ？」

駿「・・・・」

駿の顔が曇った。

嫌だ。夏希やめて…

駿の中に、咲を呼び戻さないでよ…

やっと……！やっと。 3年かかって、

咲が駿の中から、消えそうなの…！

そう思って夏希を見つめていると駿が

駿「実はさ…お…「別にっ！どーでもいいじゃ

んっ！」

私は、駿の言葉をさえぎって、夏希に言った。

夏希「は？どーしたの？A。」

あ「別にっ？な、何にもないけどさっ！

何か…。例えね？駿が何かを知ってたと

してもさ…

もーいいじゃん！

だって、もうさ…

帰ってこないんだからっ……」

私は、必死だった…

夏希「でもさっ！帰ってこないけどっ！

実際に待ってる人がいる訳じゃん？

実際にアイツ、まだ、DVD返してない

みたいだし。そーゆさ。

中途半端な気持ちで、波奈江と約束した

事が許せないの！だからさ。

もし、駿くんが何か知ってるんだった

ら、それが、DVDを返却する事にだって

つながるかもしれないんだよ⁉」

夏希が言ってる事は正論だ。

でも、これだけは、譲れなかった…

あ「そうかもしれないけど… 」

私はもう、ちょっとすれば泣きそうだった。