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慎「で、途中経過として改めて聞くけど今後とも美勇人とは上手くやっていけそう?」
その問いかけに慎ちゃんの目を見て強く、頷いた。
「もちろん、って自信満々に言うのもどうかと思うけど・・・みゅうさんはすごいイイ人だと思う。年上で大人で優しいし、人に対するキャパが広い。友達ともいっぱい会わせてくれる。けどそれだけじゃなくて、みゅうさんは私が間違った時にめちゃくちゃ怒るし結構酷いことも言うよ」
慎「それはいいの?(笑)」
「前だったらやってらんない!ってなってたかも(笑)けど、みゅうさんだって自分の悪いところまで曝け出してくれるし逆に信用されてるんだなぁって愛があるように感じる」
慎「なるほど(笑)まぁ、美勇人はお前に心底惚れてるよね?」
「・・・そう思う?(笑)」
慎「いやAもだけどさー、そんなに好きか!?ってなるくらい顔がデレッデレな時ある」
「私はデレデレしないもん」
慎「顔が美勇人のこと好きだって言ってるよ?(笑)」
「えー!恥ずかしんだけど」
慎「最初は神宮寺がいなくてどうなるかと思ったけど、美勇人と一緒にいるAを見ていたらなんか安心したよ俺」
「うん」
慎「正直言ってめちゃくちゃ美勇人のこと好きじゃん?A」
「まぁね」
慎「みゅうさんしか見れない!つって」
「ねぇ(笑)」
慎「ごめんごめん(笑)でも間違ってないだろ!」
「もー(笑)まぁ正直言えば・・・自分でもたまにビックリするかな、みゅうさんのことすごい好きだなぁっては思うよ」
慎「うん」
「みゅうさんのことどんどん好きになってる。え?って思うくらい」
慎「惚気が止まんないじゃん」
「ごめん(笑)」
慎「いいけども」
「・・・でね、慎ちゃん」
慎「ん?」
その片隅で・・・みゅうさんのことを好きになるたびにじんとのことを忘れていく自分がいるんだよ。忘れちゃだめだってどこか考えちゃう時がある。
「みゅうさんには言えない、こんな感情」
慎「A」
「慎ちゃん、初めて会った日覚えてる?」
慎「2年前のシェアハウスのバーベキュー?」
「うん...あの頃も全く同じ感情だったの」
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作者名:愛美 | 作成日時:2020年9月8日 23時