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美「相変わらずえろい身体してんな」
「や、」
美「思ってないくせに」
「みゅうさんっ」
美「はいはい、みゅうさん大好きですね?(笑)」
それから触れて欲しい部分ばかり避けるようにふわふわとそこに触れるみゅうさんは楽しんでるようで悔しい。緩やかな刺激にぎゅっと唇を噛めばそれをやめさせるようにみゅうさんがキスをしてきた。
今日は随分と乱暴で強引に私に触れる。腕を引かれて上半身を起こされるとみゅうさんは私の腰を引き寄せた。
「はぁっ、!」
美「抜け出してこんなことしてる俺らってヤバくね?」
「みゅ、、あっ、」
美「悪いことって楽しいよね」
「っ、んっ、」
欲で膨れ上がった自身を一気に後ろから埋めて、「自分の顔よく見てみ?」と口にしながら眉を顰めるみゅうさん。
美「すげー顔」
「あっ、」
美「俺が好きって顔、よく見とけよ」
「っ!あっ、みゅうさんっ!」
美「そんな声出したら聞こえちゃうんじゃねーの?(笑)」
耳元でそう言われて悔しくて鏡越しにみゅうさんを睨む。後ろから一方的に欲をぶつけてくるみゅうさんは自分の指を私の口に持って行くと、器用に私の唇を濡らして「くそほど可愛いはずの顔がこんな淫らだけど?」と鏡越しに視線を絡ませた。
「はぁ、」
美「っ、!」
みゅうさんに肩を掴まれたまま揺らされる。強引で、意地悪。鏡に映る自分が自分じゃないみたい。なのに、意識が飛びそうなくらい、気持ちいい。みゅうさんに愛されてるわたしは、こんなだらしない顔してるんだ。
美「A」
「あぁっ」
ギリギリで自身を抜いたみゅうさんは大きく息を吸うとまた私の身体をひっくり返して組み敷くと「全然足りない」の頭を抱いてキスをする。
わたし、いっぱい愛されてる。
降りかかるキスにまたやってくる圧迫感。思考が真っ白になっていく感覚。みゅうさんしか、考えられない。感じられない。みゅうさんの重み、みゅうさんの匂い。触れる指先に、ぐちゃぐちゃに絡み合った欲。
美「・・・A?」
切なくて甘いその低い声が耳を撫でる。
言って欲しいんだ、彼だけの愛の言葉。
「あい、してる、」
美「おれも、」
「んっ、みゅ、さん!」
美「っ!」
やっと会えて欲しがってたものだ。寂しくて恋しくてみゅうさんだけを感じる時間が欲しかったのだ。背中にしがみ付く私にみゅうさんは力が抜けたようにため息を吐くと汗で濡れたお互いの身体を擦り付けるように私の上に倒れ込んできた。
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作者名:愛美 | 作成日時:2020年9月8日 23時